呪われてしまったようです

何かやって来たようです ページ4

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「硝子さん、私大丈夫ですか？」


「頭の方は大丈夫じゃなさそうだ」


「！？ひどいじゃないですか！？」




ゲラゲラ笑い転げる悠仁と野薔薇。恵は真顔、棘は後ろ向いて震えてるけどあれは笑ってるな。真希とパンダに至っては頷いてるし、もう泣こうかと思う。





「体に傷や異常は見られなかった。ただ、気絶した際に頭を打ったんだろう。後頭部に大きなタンコブができていた」





……なんだそういう意味か。安心した。



安堵したのもつかの間、悪寒のようなものが走った。



……何か、クる。








「……どうかしたか？」




真希の問い掛けにも答えず、その気配が段々近づいてくる扉の方を見つめた。








クる……クる……キた……。






「しょーこ、A起きた？」





何と、扉を開けて入ってきたのは悟だった。ホッとしたその瞬間……




「……うっ」




心臓に痛みを感じて胸を抑えて顔を歪めた。




「おい、どうした」



すぐ隣に立っていた真希が私の肩に触れる。



「……くる、くるし、」



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