体操服、貸して 。 ( 緑 )

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亮ちゃんと話してたら職員室まであっという間だった




『 ここが職員室！ 』






ガラガラガラ…





『 あ 。 』




やっば、、課題、、






先生「 山田、課題お前だけだぞ 」




鬼の顔だ…





『 違うって、出そうとしたんだけど道案内してたの！ 』



また居残りか…





亮「 あ、僕転校してきたんですけど、僕が無理矢理案内させてしまって 」



先生「 お、君か、転校生は。山田、今回は許す。次はないからな 」




亮ちゃんちっちゃかったのに




今じゃこんなにおっきい




喉仏も立派になってる






『 どのクラスかわからへんけど、あとから行くね！！ 』




亮「 おう！ありがとうな 」



軽く手をフリフリってしてバイバイする






．








．








りの「 遅かったじゃない。その顔、なんかあったん？ 」



りのにはバレバレなようで…






『 初恋の人が、転校してきてた… 』




りの「 うっそ、どこのクラス！？ 」




まだHRが始まってないあたしたちのクラスはガヤガヤしてる




『 あ、担任いたから聞けばよかった 』



りの「 うちらのクラスかな？先生遅いし 」







ガラガラ…







先生「 悪いな〜遅くなった 」




いつも通りゆるい担任だ。






先生「 今日は転校生が来てる。入って〜 」





え。嘘でしょ






．







入って来たのは男の子で





前を向いた彼は







紛れもなく







あたしの初恋の人だった







先生が黒板に書いた名前に





亮「 先生それ、綿っす… 」



そう、クールに突っ込む彼




亮「 錦戸亮です。」



ぺこっと頭を下げ、一通り見渡して






あたしと目が合うと







満面の笑みになって






その笑顔に、周りの女子はメロメロだった




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