世界一嫌いな人間 (ページ24)

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嫌いページ24

Aside

風磨「じゃー行くぞー。」

こいつ...あんなに待たせたのにごめんの一言もねーとか人としてどうかと思う。

ま、私も言うか言わないかで聞かれたら言わないって答えるけれども。

"ガチャ"

私は玄関を開けた。

やっぱり外は寒かった。

マスク忘れたし......

今から取りに行くのも面倒だし......

あ''ぁ"～！！

とりあえずもう公園行こ！！

前にも言ったが私の家から公園はとてつもなく近い。

ほら。

もう公園着いちゃったよ。

私はブランコに座った。

とりあえず座りたかった。

ベンチに座れば良いじゃんって？

リア充が居んだよ。

風磨「低くね？」

A「ブランコっすか？低いっすね。」

風磨「隣見ろ。」

リア充が居んだろ？

わーってるよ。

ま、私優しいから見てあげるんだけどね。

そう思って隣見るとリア充がキスをしてた。

公共の場でキスが出来るなんて...

時代の変化だな......

風磨「やばいなww」

菊池風磨がそう言ったから、そうですねって言おうとしたら突然唇を塞がれた。

しちゃったよ。

公共の場でキス。

マジでこれは消したい過去だわ。

また照れた振りしなきゃいけないのか。

A「あ、あの.../////」

ん？待て待て待て。

菊池風磨が近づいてくんだけど。

風磨「まーた照れてる。かーわいっ」

なんて言ってまた耳元で囁いてくる。

だから耳は辞めろって...

A「っ.........！！！！」

風磨「どーかした？」

お姉ちゃんが居る......

A「私帰ります。」

風磨「は？あ、おい！」

そんな声を背に私は走り出した。