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俺のマネちゃん その29 ▼ ページ30

「A!大丈夫!」

心配そうに私を覗き込む輝に大丈夫と笑顔を返す。

「ちょっとだけ痛いけど、その他は全部大丈夫だよ」

「あー、これ嘘ですねー。Aのちょっとはかなりってことうち知っとるからな」


どうやら私は輝に嘘をつけないらしい。

「なんか変な匂いする。輝換気してもらっていい?」

動けない私の代わりに窓を開ける輝。

申し訳ないと思っていたが、その変な匂いの正体が輝のその…輝のおならだと聞くと急に輝を追い詰めたくなった。
おならは悪いことじゃないけど、もう少し離れるとかそういう気使いないの??

「ごめんごめんて。ほら、今ねるねるねーる○作ってあげるからさ」

「何がどうなってそうなったかわからないけど、それは食べる」


先生からはガッツリしたものを食べちゃダメって言われたけど、ねるねる○ーるねならセーフだろう。
とにかくお腹が空いていた。

無事に作り終わったそれを私の口へ運ぶ。
あーんってなるけど輝とはよくそういうのをしてたから特に恥じらいはない。

三口目ぐらいだろうか、私の顔に少しだけついた。

拭いてもらおうと思ったが、寒かったから先に窓を閉めてもらった。

輝が窓を閉める時、最後の風がティッシュを運び、私のねる○るねーるねとくっついた。
私の顔を見てない輝が元の椅子に戻ると、


「…………くっ…」

輝の笑い声が聞こえた。
起き上がってた体を横にすると、余計に笑い声が聞こえた。
輝は声を抑えて笑うタイプである。

手術終わったばかりの人間にそんなことするなんて不謹慎なっ!!と思ったが、全ての元凶は○るねるねーるねにあるから、しばらく笑わせてやろう。


「Aがっ……死ん、だ…」

勝手に殺すな。
そしてもうそろそろいいかな、と起きようとした時、




「なあ、A。なんで寝てん?」


簓が、来た。


ガチトーンで。

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ドク(プロフ) - 読者さん» 読者さん間違いを教えてくださってありがとうございます!直ぐに直します!そして読んでくださってありがとうございました!! (2022年7月14日 9時) (レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
ドク(プロフ) - テルさん» テルさん読んでくれてありがとうございます!笑って泣いてとは本当に嬉しい限りです!頑張ります!ありがとうございます!! (2022年7月14日 9時) (レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
読者 - 夢主ちゃんの苗字『白膠』になってます...『白膠"木"』です (2022年7月11日 17時) (レス) @page36 id: 67e98bc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
テル - この作品笑いもあって涙腺弱いだけかもしれませんが泣けました!応援してます!頑張ってください! (2021年3月27日 22時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
ドク(プロフ) - イチゴアメさん» イチゴアメさん呼んでくれてありがとうございます!評価の区切りを変えるのって勇気いりますよね……でも嬉しいです!ありがとうございました!! (2021年2月21日 15時) (レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドク | 作成日時:2019年11月25日 9時

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