俺のマネはこの子だけ

俺のマネちゃん その14 ページ15

いや〜昨日のマネちゃんは眼福やったわ。


…かわいすぎて何も言えへんかったけど。



普段のポニテも好きやけど、おろされてたなめらかな黒髪はもう…


「とにかくほんまに可愛くてなぁ」


躑躅森「ノロケはええからはよ本題に入れアホ」


今日俺は盧笙の家に乗り込んでた。



「せやね。これは俺だけの思い出にしとこ♪」



躑躅森「……キショッ」


「キショッってなんや！キショッって！！でもなぁ〜ほんま可愛かったなぁ〜。写真あったら見せびらかしたかったわぁ〜｣


あー、なんであの時の俺写真撮らんかったんやろ。
勿体ないことしたなぁ。



躑躅森「…ちなみに可愛いって言ったら？」

「ぶっ殺す」


躑躅森「ブス」

「ぶっ殺す」


躑躅森「それ見せて感想言えへんやん」


まあ、俺のマネちゃんが可愛くない訳ないんやけど。

可愛いから手ェ出す？

ブス？

ぶっ殺すにきまってんやん。



躑躅森「で、本題や。本題。ネタが決まったって？」



マネちゃんが可愛すぎて忘れとった！本題！！


「せや！もうこれはテッペンとれる！いや、とったわ！！」


盧笙がほう、と笑う。

コイツは笑いがわかる男やから、一応の確認。


このギャグで、テッペンがとれるかどうかの。



………


「…で、どや？」


躑躅森「いけるわ、テッペン」


「やろ！？」


躑躅森「ただ少し荒いとこあんな。直すぞ」


盧笙はお笑いがわかるだけあって、良くも悪くもきちんと見る。

贔屓をしないところがコイツのええところや。


躑躅森「で、ここなんやけど…」


「ほむほむ」

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