末文 ページ3
「……はぁ」
本日何十回目かわからないため息と、視線を隣りの席へうつす。
いつもいた席にアイツはいない。
インフルエンザで出席停止。
仕方ないとはわかっていても、いつも物足りなくて、仕方なくジジイどもの話(授業)を聞く。
いつもは耳に入らないジジイどもの声と無駄な知識に苛立ちが積もる。
隣の席に目を移すが、そこにアイツの姿があるはずもなく……
「……つまんね」
アイツのLINEもメアドも、ましてや電話番号すら知らない。
知ってても、電話はかけるかわからないが、それでも連絡手段があるかないかは大きく違う。
会いたい
なんて、いつものアイツに言ってやる気はないが、思っているのは事実で。
「…はぁ……女々しい」
そんな時、クラスメイトの男子から手紙はどうだと聞かれた。
「……上等だ」
ただの冗談は、本当の心のこもった手紙となった。
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ドク(プロフ) - ルナさん» 読んでくださってありがとうございます!不意打ち出来て嬉しいです!最後まで読んでくれてありがとうございました!! (2022年9月5日 11時) (レス) @page4 id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 悲しい系かと思いきやまさかのギャグ(?)不意討ち食らいましたwwwwwwwwwwwwwwwwww面白かったです! (2020年10月14日 16時) (レス) id: 63ee3bf45b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドク | 作成日時:2019年6月15日 14時