並中生徒会長、だった人の日常 (ページ8)

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温度差がすごいよねページ8

XANXUSさんに顔合わせもちゃんとできた。
他のメンバーとも。
マーモンさんとフランくんは互いに任務を押し付けあっているようで、仲睦まじい。

けれど、けれどね？

まさか、同じ会場に沢田くんたちも来るとは思わないよね、普通。

「……チッ…」

「ひ、ひい！！」

XANXUSさんのひとつひとつに反応する沢田くん。

「「「……」」」

「こう、温度差がすごいよね。本当に。」

「わかってんなら助けろよ！」

「いや、今私ヴァリアーの方のボンゴレだから。ついでに言うと、恭弥もヴァリアーの方の雲だから。」

我関せず、とモグモク普通に食べているが、実は恭弥もヴァリアーの方の雲の守護者だったりする。
席はもちろん一番遠い席。あと食べ方上品で綺麗だね。

「風に雲は流される……やっぱり雲の守護者ほ風の守護者の影響を受けやすいのかもな。」

リボーンくんがなにかを言っていたけど、恭弥が「うるさいよ。」と跳ね除けていた。本当に自由だね、君。

「こんばんは、A。」

「こんばんは、骸くん。久しぶりだね。」

『(お茶会)仲間』の再開に喜ぶも、隣で雲が不機嫌になった気がする。
距離はあるけども。

「最近貴方が休まないので、精神世界へ行けども会えませんね。」

「あ、はは……骸くん、それ恭弥がいない所で話して欲しかったナー…」

その話題、100%恭弥怒るから。

既に不機嫌になり、今すぐにでも首に手錠が着きそうな状態だ。
しかし私のそんな様子を楽しんでニコニコと笑う骸くん…これは、確信犯だなぁ……

ほら、恭弥が今にも首に手錠を着けそうだ。

そっちのテーブルを見ると、そこには霧×3(フラン、骸、クローム)が集まっていた。
なんやかんやいいながらあそこは仲がいい。

ちなみに今回はマーモンは別任務で席を外している。

ふと思い出したことを骸くんに聞く。

「ねえ、骸くん。」

「はい、なんでしょう。」

「骸くんって、元々沢田くんの身体目当てだったでしょ？もう諦めたの？」

全員の動きが止まる。
そしてその視線は…骸くんへ。

「…待ちなさい。」

「いや、気にしないで。でも、私の『同級生』と『友達』と『理解者』以外にしてね？」

「待ちなさい。」

「ここは絶対ダメだからね。」

「まち……なに貴方たち離れてるんですか！！」

そこには私を除くほとんどの人が離れていた。