ボクの日常 37 ページ38
リボーンの説明のおかげで、なんとなく、あやふやにわかったという感じになった。
ボクは全てわかっているけれど、恭弥からすればそんな感じだろう。
「で、お前らは守護者になってくれるか？」
「興味無い。」
「この子のこともあるけど…ボクは生徒会長だからなるよ。」
ボクたちの回答にリボーンは笑う。
「そういや。」とリボーンが部屋を出る前に話す。
「アイツ、雲雀と戦いたいって、屋上へ向かったぞ。」
「誰が？」
「会えばわかる。」そう言ってリボーンは立ち去った。
恭弥が行くからついでについて行く、するとそこには思った通りの人がいた。
「お前が恭弥か。待ちくたびれたぜ。」
「誰、君。」
「リボーンの生徒の『跳ね馬ディーノ』。強いよ。」
「なんで知っている。」とディーノくんに睨まれたが、「色んなところで侵入者候補でよく言われていたから…」とボヤくと、今度は恭弥が舌打ちをした。怖い。
そこで納得したのか「そうか。」とポンと手を叩く。
「お前がリボーンの言っていたAか。恭弥と同級生なんだってな。」
「…悪い人ではないんだろうけど……なんか、恭弥の気持ちがわかった気がするよ。」
「わかればいいよ。」
「なにがだ？」
「「とりあえず黙っててくれるかい。」」
なんか、不快…悪い人ではないのだけれど…不快というか…なんというか……とりあえず気持ちのいいことではないことを実感する。下の名前を呼ばれることがここまで不満となるとは…。
「ああ、もう話していいよ。終わったからね。」と声をかけると、ディーノくんは「お、おう…」と戸惑ったように返事をした。
リングを捨てようとする恭弥にディーノくんが慌てて反応する。
ここからが本気の勝負だ。
「恭弥、ボクは先に行ってるよ。楽しんでおいで。」
「そうするよ。」
恭弥にひと言言うと少し離れる。
みんなそれぞれの家庭教師に鍛えられているだろう。
と、いうのは置いといて。
「さっきから気配と独り言がうるさいよ。」
「……オレのことが、わかったのか。」
「オバケかなにかかい？どうでもいいけれど、並中生でも、誰かの紹介でもなさそうだ。並中から去るように。…それともボクにやられたいかい？」
そう言うと、作業着にヘルメットを被った男は大人しく学校から降りた。
男が居なくなったあと、ボクは大人しく街をパトロールした。
まさか、その男が山本の家を覗いているとは思わなかったけれども。
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
