ボクの日常 26 ページ27
最近多いのは、多種多様な毒の混入、不良や一般人に化けた『殺し屋』からの近距離、遠距離攻撃。
男から話を聞き出そうとするも、反応はない。
仕方ないと思いながらいつものセリフを言う。
「…話す気がないなら終わるけど、話してくれたら命の保証はしてあげるよ。」
「ほ、本当か！！」
「ボクのところにいる限り、命の保証は絶対にするよ。約束してもいい。」
男たちは全てを話した。
自分たちの所属している『マフィアのこと』に加えて、そのマフィアが『ボクを狙った理由』も。
思っていた以上の収穫となった。
「そうか、ありがとう。とりあえず命の保証として…ここに居てもらうよ。」
夜の炎で『作った空間』にしまう。
「なにも害はない。ただなにひとつ見えないだけ。お友達もたくさんいるんだ、大丈夫だろう？」
ボクはひとりずつ中へ入れていった。
どうやら対象はボクだけらしいけれど。
「心当たりといえば、」
ボクの近くへ現れた『白い装飾品』を掴む。
「『リング』だけかな。」
フラグは立てたくないから大人しくしておきたいけれど、どうしたものか。
リングが現れたのは結構前のことだった。
それこそ黒曜戦が終わってすぐの時だったか。
最初は大人しかった。
けれど、最近になってうるさくなり、木箱の中へ閉じ込めた。
何度も体当たりしたのだろうか、木箱は壊れていた。
そのリングはボクを追いかけて、ついでに散歩のように着いてきていた。
まあそれぐらいなら、いいか。
そう、思っていた。
しかし最近では、ボクの頭部や腹部を狙ってくる始末。
ただの指輪だが、誰かの大切なものかもしれないと思い、攻撃できていない、という状態が続いている。
愛着は湧いてない…多分。
ふよふよとボクの周りを浮いているリングを小突いた。
「十中八九、お前絡みなんだ。少しは大人しくしてくれないかい？」
リングはボクをからかうかのように、円を描きながら空へ飛んで行った。そのリングにボクは「はぁ…」とため息を着くだけだった。
運動会や夏祭りもたくさんあるが、まずは火種から潰すか。
もっと詳しい情報はそのボスから聞けばいい。
しばらく並盛に帰れそうにないな。
ボクは携帯を取ると、恭弥へメールを送る準備をした。
まずはアメリカから、潰していこうか。
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ドク(プロフ) - minniepeasukeさん» minniepeaskeさん、読んでくださりありがとうございます！そして褒め言葉ありがとうございます！（少々照れますが）。生徒会長シリーズは終わりましたが、好奇心で続きも書いたので、よろしければ読んでください。ありがとうございました！ (9月26日 21時) (
レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
minniepeasuke(プロフ) - すごく面白いです！！ これからもがんばってください YOU GOT THIS (9月21日 5時) (レス) @page5 id: 40586b4cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドク | 作成日時：2023年8月24日 18時
