天才じゃない46 ページ45
黒尾side
はてさて、どうしたものか。
目の前で眠るAは小さいけれど、思春期通り越して(一応)高校生。
家族と研磨に対しては『精神年齢 小学校低学年』だが、一応高校生である。
A的には俺が一緒に寝ても問題ないと思う…が。
いや、どう見ても世間体的にアウトだろ……!!
「…しょうがねぇ、か。」
ということで俺はベッドを占領された為、俺は代わりにAのベッドで眠るのだった。
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「で、妹のベッドに自分の枕持参して眠ったクロ、そのくまはなに?」
「ちっさいから全く寝れなかった。」
「だからちっさい言うな!」
「本人チビだから手足出るし、小学生サイズは流石に無理!!本当に高校生!?」
「チビ言うな!あとちゃんと高校生だわ!」
頑張って寝る努力をしたのに眠れなかったから、結局Aと一緒に眠ることになった、が。
本人がちっさいから一緒でも普通に寝れたことに驚いた。
多分今年1番驚いたことだと思う。
Aが足を止める。
俺らの顔を見上げると、「言い忘れてた。」と呟く。
「受験とか進路のことなんだけどさ。」
「おう。」
「私再来年飛び級で県外の大学行くから。ひとり暮らしで。」
「「……は?」」
訂正、これが1番驚いたことだわ。
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作者名:ドク | 作成日時:2022年8月5日 17時