俺らの幼なじみは天才じゃない

俺らの幼なじみは

「鉄にぃ、期末テスト赤点とったら…？」

「赤点補習で合宿参加が遅れマス…。」

「ですよね。もう後がないですよね。」

とても頭がいいし、

「(名前)ちゃん／さん、これ教えてくれない？」

「この楽譜は…ヘ音記号のドイツ語読みね。じゃあここは『ミ』だよ。」

「ここはこの公式を当てはめて解けば…。こうなります。」

「ここは強要されてるからmustの方をいれるだけ。基礎はできてるし大丈夫だよ。」

色々な人から何でも知ってると思われてるけど、

「鉄にぃがわからなかったのは、こことここだから…。」

「私は文を分けて計算をした時はわかりやすかったけど…。」

「…いや、細すぎてわかりにくいか。もっと簡略化して…。」

誰よりも天才からは程遠い、そんな存在。執筆状態：続編あり(完結)