第42話〜さとみ君〜 ページ45
最近、廉がぼうっとしていることが多い。
授業中もずっと窓の外見ていて、話しも聞いてなさそう。
話しかけても曖昧な返事が多い。
それに、クラスの雰囲気が変わったというか。
多分、柴崎たちだな。
「廉、何かあった?」
放課後、俺は聞いてみた。
「え?いや、特に・・・」
一瞬、こっちを見たものの、すぐに視線を移してしまう。
いや、何かあっただろ。
「ねぇ、本当に・・・」
す「あ、桃里くぅん!」
甘ったるい声が俺を呼ぶ。
杉崎たちだ。
す「あれ?柏木さん、どうしたの?」
「・・・別に。」
廉は自分のロッカーを開けて、靴を取り出した。
そして、靴をトントンとして何かをポケットに入れた。
何を入れたんだ?
「あ、廉。ばいばい。また明日。」
「・・・ごめん。」
「え?」
廉は何故かそう言った。
何で謝ったんだ?
廉、何かしたっけ?
俺は廉を追いかけようとした。
しかし、それを杉崎が止める。
「何?俺、急いでるんだけど。」
す「で、でもぉ、私・・・」
こ「さとみ君。」
後ろを向くと、皆がいた。
ジェルとなー君は丁寧に杉崎を引きはがす。
り「柏木先輩は?」
「先に行っちゃった。」
る「忙しいですね。」
ジ「バイトやもんな。」
杉崎たちはそれを呆然と見ている。
な「じゃあ、早く、柏木さんのi」
「あ、あ!早く帰ろうな!」
ここで、そのセリフを言われると今後、面倒なことになりかねない。
俺達は、杉崎たちを横目に帰った。
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瑞樹チロル(プロフ) - らくがきさん» はい、そうで(( (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - 缶詰めさん» はい、最近ツッコミ系とかにハマっておりますww (2019年8月28日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがき(プロフ) - カイt((はい。 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 16b2ae41c1 (このIDを非表示/違反報告)
缶詰め - 面白かったです!カイトさん好きなんですか?続編も今から読みます! (2019年8月27日 11時) (レス) id: d815cb3f60 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - てってーてれってーさん» ありがとうございます!何かその方が夢主ちゃんっぽいのでww頑張ります! (2019年7月30日 9時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)
作成日時:2019年7月27日 19時