第133話〜さとみ君Said〜 ページ8
?「・とみ君!」
誰かに呼ばれてきがする。誰だ?
?「さとみ君!」
「こ、ろん?」
やっと起きた〜、と安堵するころん。何か皆不安そうな顔してる。
「どうしたの?」
な「落ち着いて聞いてほしい。聖がいない。」
「は?」
俺はすぐに脳内で処理が出来なかった。
は?聖がいない?
「部屋は?」
全「・・・」
俺は返事を待てず、聖の作業部屋に向かった。
「な、んで・・・」
聖の作業部屋には何もなかった。
「どうして・・・」
よく分かんなかった。今、何が起こっているのかも。
あ「皆さん、座ってください。」
そんな中、愛奈ちゃんが言った。
あ「話さなきゃいけないことがあります。」
いつもより、低く落ち着いた声で言った。
あ「これを聴いて下さい。」
愛奈ちゃんはスマホを取り出し、聖のチャンネルを開いた。
全「は?」
それは、聖の活動休止の報告だった。
家の事情、過去、何が起こったのか、昨日放送で全部言ったらしい。
あ「昨日、皆さんが寝た後、聖は放送をしました。
聖は昨日の10時、この家を出ていきました。
聖から、手紙を預かりました。」
愛奈ちゃんは俺の目の前に、白い手紙を出した。
あ「読んでください。聖の思いが全部書いてあると思います。」
俺は、恐る恐る手紙を出した。
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皆へ
この手紙を読んでいるときは、私はもうその場にいないかもしれません。
ごめんね、急にいなくなって。放送通り、私は父さんのところに帰りました。
本当はこんなはずじゃなかったのにね。
このままだと、婚約者の人と結婚してそっちには帰れないと思います。
本当にごめんね。皆の事忘れません。
今までありがとう。ずっと大好きだから。
お願い、私の事忘れないで。聖
__________________________________________
「何だよ・・・何で・・・」
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瑞樹チロル(プロフ) - 莉咲さん» ありがとうございます! (2019年8月19日 18時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
莉咲 - 最期すっっごく泣きました!ありがとうございました。 (2019年8月19日 17時) (レス) id: 9a4197b886 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - ぷりんちゃんさん» いえいえ、こちらこそ読んでいただきありがとうございます。 (2019年8月10日 20時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんちゃん - 泣いたw←すごい楽しかったです!ありがとですw (2019年8月10日 14時) (レス) id: 51981cd5ed (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - はるかさん» 新作のお気に入り登録ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月27日 21時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作成日時:2019年7月22日 15時