さとみ君の好きな人 パート３

第１０４話 ページ29

それから数日後。私たちは新居に引っ越してきました。

　「おぉ〜、新居。」

さ「何だよそれｗｗ」

　 今は段ボールから荷物を取り出しています。

　 物件探し中、小さい事で揉めたんだけどねｗｗ

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　 事の発端は、こことは違う物件を見せてもらっていたとき。

　「ここいいね。」

さ「でもさ、寝室狭くない？」

　「一人だと十分な広さでしょ。」

さ「え、一緒じゃないの？」

　「え？」

さ「え？」

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　 そのあと少し揉めて、結局一緒に寝ることになりました。

　 作業部屋は別々だよ？それに、キッチンがめっちゃ綺麗。

　「これから、一緒に住むのか〜。」

さ「そうだよｗｗ」

　 私は事前に送ってもらっていた、ソファに座る。

　「ふふっ。」

さ「何笑ってるの？」

　「いや、何かさとみと付き合ったのか〜みたいな感じ。」

さ「何それｗｗ」

　 さとみが私の隣に座り、恋人繋ぎをしてきた。

さ「ずっと一緒にいよ。」

　「うん。」

さ「幸せになろうね。」

　 と、さとみが私の肩に頭を乗せてきた。

　「さとみさ、付き合い始めたら急に甘え始めたよね。」

さ「聖もそうだよ。」

　「そうかな？」

　 普段と変わらない気がするんだけど。

さ「そうだよ。個人的にはもっと、積極的になってもi・・・」

　「なるかバカ。」

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