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第99話 ページ21

その後も色々なお店を回っていたら、いつの間にか暗くなっていた。

  さとみが「そろそろ行こっか」というので出る。

  自動ドアを出て、目の前を見てみると

 「うわぁ〜!」

  大きなクリスマスツリーのイルミネーションがあった。

 「綺麗・・・」

さ「そうだな・・・」

  私たちは手を繋ぎながら、しばしイルミネーションを見ていた。

 「さとみ、私すごい幸せだよ。」

  私はポツリと呟いた。

さ「え?」

 「私を好きでいてくれているリスナーさんがいて、友達でいてくれている愛奈がいて、

  さとみたち、すとぷりと出会えてすんごい幸せ。

  私と出会ってくれてありがと。」

さ「聖・・・」

 「ん?何?どうした・・・え?」

  私はさとみに呼ばれて振り向いたとき、私の唇にやわらかい感触が伝わった。

 「さとみ、どうし・・・」

  私が聞く前に、さとみが真剣な顔である言葉を言ってきた。

さ「ずっと、ずっと、聖が好きでした。

  俺の・・・俺の!彼女になってください!」

 「え・・・」

  さとみが私の事好き?こんな夢みたいなことあってもいいのだろうか。

  私は驚きのあまり、言葉が出なかった。

さ「返事は?聞かせてくれないの?」

 「・・・私も、私もさとみの事が好きです。こちらこそ宜しくお願いします!」

  私がこう言うとさとみは信じられないという顔をしていた。

さ「本当?夢じゃないよね・・・」

 「何をいまさら。夢じゃないでしょ。」

さ「そっか・・・じゃあ、俺達カレカノってこと?」

 「そうだよ。」
 
  さとみから切り出したのに、何でさとみが信じられないんだよww

さ「やった!」

  さとみはそういうと、私に抱き着いてきた。

 「うおっ、さ、さとみ!ここ外!」

さ「いいじゃん、さっきキスしたんだし。」

 「そ!それは、そうだけど・・・」

  私はさっきの事を思い出し、顏がぶわっと熱くなる。

さ「あ、そうだ。これ、誕生日プレゼント。」

 「え、ネックレス?」

さ「そうそう。」

  渡された細長い箱の中には、リングが付いたネックレスが入っていた。

  リングを見てみると、真ん中に小さなピンク色のダイヤが埋め込まれていた。

 「可愛い・・・」

さ「俺とお揃い。」

  さとみが持ち上げたネックレスを見てみると、緑色のダイヤだった。

 「・・・ありがと。」

 

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設定タグ:歌い手 , すとぷり , さとみ   
作品ジャンル:恋愛
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瑞樹チロル(プロフ) - 真綺さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しい限りです!励みになります! (2019年6月26日 20時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
真綺 - 読み始めた瞬間, あ, これめっちゃ好き! って思いました!! マジで大好きです!! (2019年6月26日 20時) (レス) id: 06efcbf80c (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - ありがとうございます!気のせいじゃないっぽくって安心しました! (2019年6月24日 20時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - 今確認してきました!!確かにそんな気もします (2019年6月24日 18時) (レス) id: a3c4f2e56b (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - リリさん» コメントありがとうございます!その動画は音より早い芸者がやばい?だったと思います。前は芸者とサバイバーが一緒に写っていたんですけど、今は芸者の顔がドーンって感じです。(語彙力の無さ)私の勘違いだといいんですけど・・・ (2019年6月24日 7時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞樹チロル | 作成日時:2019年6月19日 14時

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