第２０話 ページ26
「私が１８歳の時、でした・・・」
たどたどしく言葉を紡ぐ鏡花。
その体は震えている。
「鏡花、無理しなくても、」
「い、いえ、話します。そうしなきゃ、前に進めない・・・」
鏡花は今、頑張って前に進もうとしている。
俺は心の中で応援した。
「いつも通り、学校から帰っていたんです・・・
その日は、少し遅くなってしまって、辺りが暗くて・・・
葉月ちゃん、忙しそうだったから、先に帰ってたんです・・・
そしてら、あの公園で・・・あの公園のトイレで・・・」
「っ！？分かった、だからもう話さなくていいよ。」
「ごめんなさい・・・でも、葉月ちゃんが警察呼んできてくれて、
未遂で終わったんです・・・だから、大丈夫だったんですけど・・・」
俺の予想が当たってしまった。
それは、とても恐ろしく、残酷で、最悪な事。
鏡花はそれを体験させられてしまったのだ。
「ごめん、聞いて。」
「大丈夫です、本当に・・・」
俺達の間で沈黙が広がる。
静寂が続いた。
「・・・鏡花、鏡花は何で治そうと思ったの？」
「・・・先生のため、です。」
「先生？」
「当時の担任の先生は、とても優しくて、私のケアをちゃんとしてくれた人でした。
だから、」
さっき俺に言った先生は、鏡花の担任だったのか。
そんなに似ているのだろうか？
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苺花🍓 - 読ませていただきました。いつまでも応援と待ち続けます。 (2021年12月29日 23時) (
レス) @page29 id: 2de71fb3a2 (このIDを非表示/違反報告)
莉音 - 自分のペースで頑張ってください！！投稿復帰待ってます！ (2021年8月14日 16時) (レス) id: 3a35e53173 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪夢主ちゃんがいつか異性恐怖症が治ってすとぷりﾒﾝﾊﾞｰとわちゃわちゃ出来るのを楽しみにしてます(* ´ ▽ ` *)ﾉこれからも応援してます(* ´ ▽ ` *)ﾉ (2021年5月14日 20時) (レス) id: b90b10892b (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 自分のペースで頑張ってください！！応援しとりますから！！！！！ (2021年1月17日 0時) (レス) id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - チロル様頑張って下さいお体に気を付けてご無理はなさらぬように(*´`)ずっと見てられるし大好きです私たちはいつまでも待ち続けます!自分のペースで頑張ってください! (2020年6月12日 22時) (レス) id: b8edf647a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑞樹チロル | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)
作成日時：2019年9月24日 16時
