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暑い。暑すぎる。
どこか遣る瀬ない鬱々とした私の心を
皮肉るように、太陽が鬱陶しく照りつけている。
永瀬は今日学校来てるのかな。
あれから、ほとんど話せていない。
テストが終わって、もうすぐ修学旅行がある。
例えば、永瀬ともっと親密な関係になれたりしたら、修学旅行ももっと心待ちにするような一大イベントに変わるんだろう。
無駄な熱量で光るこの太陽も、
謎の焦燥感を駆り立てる蝉の鳴き声も、
全部、煌めいた思い出に出来るんだろう。
悲しいかな、今のところそんな予定は皆無だけど。
『…… おーーーいAーー』
『お前全然話聞いてなかったろー？』
完全に上の空で窓の外を見ていた私は、
慌てて教壇を見やった。
担任の川原が怪訝な顔で私を見つめている。
『罰としてお前係長なー』
教室のあちこちから笑い声がする。
真由子が私を見て呆れ顔で笑ったのが目に入った。
『放課後、職員室来いよー』
「……はい」
こういう日は、何につけてもついていない。
生まれつき運の悪さは随一だ。
『永瀬か』
「……考え事してた」
『永瀬だろ』
ぞくぞくとみんなが去っていく教室。
問い詰められて小さく頷くと、
真由子は頭を抱えて大きくため息をついた。
『心配してんだからね？』
「うん、わかってる」
『のめり込みすぎないように！』
真由子はそう言って釘をさすと、私を立ち上がらせて、職員室へと促した。
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Fujisaku888(プロフ) - やっば！やばやばです！もう最高でした！続き、楽しみに待ってます！！！！！ (2019年8月12日 21時) (
レス) id: d78f9adad7 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、天才だと思います。テスト期間の唯一の癒しです、続き待ってます！！ (2019年7月23日 1時) (レス) id: d8f0974525 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - やっぱり、いいですねえ〜( ´ ▽ ` ) (2019年7月21日 16時) (レス) id: 383a94bb9b (このIDを非表示/違反報告)
禊(プロフ) - みさとさん» 嬉しい〜〜です〜〜！！！まだしばらく続く予定ですので引き続きお願いしますね〜〜！o(^-^)o (2019年7月21日 9時) (レス) id: 877a6ff071 (このIDを非表示/違反報告)
禊(プロフ) - reeeinさん» ワ〜〜！コメントありがとうございます（ ; _ ; ）なんとかかっこいいキャラのまま走れるよう頑張ります〜〜！(？) (2019年7月21日 9時) (レス) id: 877a6ff071 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：禊 | 作成日時：2019年6月17日 23時
