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『A〜〜？大丈夫〜〜？』
さして時間が経たないうちに、
私の荷物を両手に抱えて、真由子が保健室に来た。
「ごめん、また倒れた」
『も〜！びっくりした！』
さっきまで永瀬が座っていた椅子に真由子が座って、
心配そうに顔を覗く。
「あのー……真由子さん………」
『なに、顔怖いんだけど』
「私が運ばれたところって……」
『あーーー！！！それ言おうと思ってたの！！！』
急に声を大きくして、真由子が私の肩をバシンと一発。
普通に痛かったのに、それに反応するのすら忘れるくらい、頭が永瀬のことで支配されていた。
先を聞くの、ちょっとまずい気もするけど。
知らずにはいられない。
『Aが倒れて、ちょっと周りが
騒ぎみたいになってたんだけど』
『永瀬くんがどっかから歩いてきて、
” そこどいて ” みたいな』
「………… 」
『軽々Aのこと持ち上げて、意識なかったけど、
” ちょっと我慢しててな ” って。
あんな優しい顔もできるんだーって思っちゃった』
「………… 」
『まぁさすが女慣れしてるって感じ、
あれがチャラいってことかー！』
真由子の口から出た言葉が全部、
永瀬のあの声で再生される。
特別じゃない。
浮かれてしまうような特別な意味なんて、ない。
頭では理解しているのに、永瀬に少しだけ
近付けたような気になって舞い上がってしまう。
感情の昂りに耐えられなくて、思わず
顔を両手で隠した。
『ねぇ』
「………はい」
『その顔の赤さについては触れていいの？』
「あの…………私……
ちょっとやばいかもしれないです………」
改めて認識するまでもないのだけど。
私はどうやら、永瀬を好きになってしまったらしい。
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Fujisaku888(プロフ) - やっば！やばやばです！もう最高でした！続き、楽しみに待ってます！！！！！ (2019年8月12日 21時) (
レス) id: d78f9adad7 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、天才だと思います。テスト期間の唯一の癒しです、続き待ってます！！ (2019年7月23日 1時) (レス) id: d8f0974525 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - やっぱり、いいですねえ〜( ´ ▽ ` ) (2019年7月21日 16時) (レス) id: 383a94bb9b (このIDを非表示/違反報告)
禊(プロフ) - みさとさん» 嬉しい〜〜です〜〜！！！まだしばらく続く予定ですので引き続きお願いしますね〜〜！o(^-^)o (2019年7月21日 9時) (レス) id: 877a6ff071 (このIDを非表示/違反報告)
禊(プロフ) - reeeinさん» ワ〜〜！コメントありがとうございます（ ; _ ; ）なんとかかっこいいキャラのまま走れるよう頑張ります〜〜！(？) (2019年7月21日 9時) (レス) id: 877a6ff071 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：禊 | 作成日時：2019年6月17日 23時
