通知66 ページ20
亮くんもカッコいいし、そしてそこに大熊くんもいるのか…。
章「ん？どうした？」
あ「あ、ううん！なんでもない！気を付けてね」
章「おん、Aも気を付けてな〜」
お兄ちゃんたちを見送ってから少しして、私も家を出た。
神社が近付くにつれて足取りが重くなる。
もし来てくれなかったら…そんなことばかり頭に浮かぶ。
あ「…まだ、いないか…」
境内にドキドキしながら足を踏み入れたけど、まだそこに大熊くんの姿はなかった。
でも時計を見たらまだ約束の時間まで10分ある。
大丈夫…まだ、大丈夫…。
そう唱え続けて早30分。
あ「…ダメか」
もう、約束の時間を20分過ぎた。
もう、きっと大熊くんは来ない。
もう…サヨナラしなくちゃ。
大熊くんと、ようやく気付いたばかりのこの気持ちにも。
あ「うぅっ…ヤダぁ…」
せっかくいつもよりしっかりメイクしたけど、そんなのももうどうでもよかった。
ポロポロと想いが溢れて止まらない。
もうどうにでもなってしまえと、拭おうとしたとき、
大「Aちゃんっ！！」
確かに聞こえたその声に、ピタッと止まった涙。
顔を上げるとそこには、浴衣を着て息を切らした大熊くん。
でもその浴衣も胸元がはだけて、セットしたであろう髪も少し崩れていた。
大熊くんは私のもとへ駆け寄ってきたと思ったら、凄い勢いで土下座した。
大「ごめんなさいっ！！」
あ「…」
大「えっと…この間も、俺、櫻井くんに嫉妬してイライラして
Aちゃんに当たってもうて…全部俺が悪いです、ほんまにごめんなさい」
あ「大熊くん…」
大「それで…言い訳やって言われるかもしれへんけど、
今日も約束の時間前に着くように家出ようとしたんやけど…
マルから急にLIME来て…Aちゃんが浴衣やって聞いて…」
何故か段々と尻すぼみになっていく大熊くんの声。
大「こんな可愛いの、俺が一番最初に見たかったのに…なんでマル？とか思って…」
あ「…あ、あの？」
大「あっ、ちゃうねん。いや、違わないけどっ……いや、だから…
俺もAちゃんに似合うようになりたいと思って…
浴衣慌てて探して、着付けしてってやってたら気付いたら時間過ぎてて…
…ほんまにごめんなさいっ！！」
大熊くんが、私に似合うようにって浴衣着て来てくれたの？
何それ…嬉しいけど…。
あ「大熊くんが私なんかのレベルに合わせなくていいのに…」
大「は？？」
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あおきりん(プロフ) - 雷斗さん» コメントありがとうございます！おぉ！嬉しいお言葉ありがとうございます！男性の読者様にも楽しんで頂けているとは思いませんでした…嬉しいです、これからも頑張りますね♪ (2017年12月16日 20時) (
レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - ハチミツレモンさん» ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします♪ (2017年12月16日 20時) (レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - 僕は男子なんですけど、楽しく見させてもらってます！続編待ってます！体に気を付けて、これからも頑張ってください！ (2017年12月16日 19時) (レス) id: 3d539c4143 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツレモン - 続編も楽しみにして待っています。これからも更新頑張ってください。(￣ー￣ゞ−☆ (2017年12月16日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - じゅなさん» ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しいです( ;∀;) (2017年12月15日 9時) (レス) id: 3be643d958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおきりん | 作成日時：2017年12月2日 23時
