通知59 ページ13
あ「どうしたの？」
亮「いや…ほんまは学校出てきてからずっと後ろついてきてたんやけど…
Aちゃん…歩くの速いな…」
あ「え、ストーカー？」
亮「は？アホちゃう？」
あ「あ、アホ…アホって…」
亮「また学校の前で話してたらギャラリーできると思って…
少し離れたところで話しかけよう思っててんけど…なにせ足速くて…」
あ、そういうことか。
本当にストーカーかと思った(笑)
あ「それで？わざわざどうしたの？ユイのこと？」
亮「あ、いや…ユイやなくて……あのさ…夏祭り誰と行くん？」
あ「え、なに、私と行きたいの？」
亮「せやから、なんでそうなんねん。しばくぞ」
え、待って。怖い。
亮くんってこんな怖い人だっけ？
冗談通じない系男子ですか？？(汗)
あ「いえ、いません。ごめんなさい」
亮「あ、そう………いや、あのさ…そのー…」
丁度交差点の信号が赤に変わり、二人で並んで止まった。
必死に次の言葉を探しているように視線を彷徨わせた亮くんは、
しばらく悩んで一つ小さなため息をついた。
亮「…大倉と喧嘩してるん？」
あ「………大熊くんが言ったの？」
亮「誰？大熊？」
あ「あ、大倉くんのこと。私が勝手に呼んでるだけ」
亮「あぁ、そうなんや…。
いや、たまたま話してるの聞いてもうて…
せやから、この祭りきっかけに仲直りできへんかなって…」
たまたま聞いちゃった…ってことは、誰かに大熊くんが話してたってことか。
…一体なんて話してたんだろう…もう、愛想尽きたとか…？
亮「……あのさ、違ってたらごめんやけど…………大倉のこと好きなん？」
あ「………へ？」
まさかの問いかけに固まる私。
亮「いや…なんとなくやねんけど……大倉と同じ顔しとるから…」
あ「………分かんないの」
亮「ん？」
あ「…好きとか、そういうの。
でも…大熊くんとこのまま、会えなくなっちゃうのは嫌だなって思う」
亮「………そっか……まぁ、大倉カッコええからな〜」
そう言われて、初めて大熊くんと会った時のことを思い出した。
確かにカッコいい。
あの時は、周りからの視線とかばっかり気にしちゃってたから気付かなかったけど…
今考えてみれば、周りがそれだけ嫉妬するほど素敵な魅力がある彼を
独り占め出来ていたって凄いことだなって思う。
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あおきりん(プロフ) - 雷斗さん» コメントありがとうございます！おぉ！嬉しいお言葉ありがとうございます！男性の読者様にも楽しんで頂けているとは思いませんでした…嬉しいです、これからも頑張りますね♪ (2017年12月16日 20時) (
レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - ハチミツレモンさん» ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします♪ (2017年12月16日 20時) (レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - 僕は男子なんですけど、楽しく見させてもらってます！続編待ってます！体に気を付けて、これからも頑張ってください！ (2017年12月16日 19時) (レス) id: 3d539c4143 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツレモン - 続編も楽しみにして待っています。これからも更新頑張ってください。(￣ー￣ゞ−☆ (2017年12月16日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - じゅなさん» ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しいです( ;∀;) (2017年12月15日 9時) (レス) id: 3be643d958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおきりん | 作成日時：2017年12月2日 23時
