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宮「 んー 」
校門を出たあたりで 、襟を立てて顔を隠そうとする宮城さん 。
『 どうかしました？ 』
宮「 明日俺殺されるわ 」
『 え？ 』
慌てる私を見て笑うと宮城さん 。
宮「 ...思ってたよりも注目されてるわ 。こりゃ明日には学校中の噂になってるかも知れねーな 」
『 噂ですか 』
どうやら集まる視線に身の危険を感じているらしい 。
宮城さんが特に気にしてる方に目をやると 、野球部の先輩らしき人達が笑顔で手を振ってきた 。
宮城さんの知り合いぽいので手を振りかえそうとすると 、上げた腕を掴まれた 。
「 おい宮城！」
「 てめぇ 」
「 花城さんにふれんなぁー 」
コソコソと小さかった声が 叫び声に変わる 。
急な大声に固まってしまうと「 やべぇ 急ご？ 」と 掴んだ手をそのまま引いて前を歩く宮城さん 。
それでも怪我してる私に合わせて歩くスピードらだいぶゆっくりだ 。
ブラザー越しに感じる 女子とは違う大きな手の感触に ドキドキが止まらない 。
私の心臓の音に比例するかのように 宮城さんへのヘイトも大きくなる 。
途中から野球部以外もヘイトを飛ばしてきて 、「 チビ！」「 癖っ毛！」なんて ただの悪口も混じってる 。それに対しては振り返って文句を言う宮城さん 。
男子もリア充に対して容赦ないんだなって 少しだけ親近感が湧いく 。
宮「 あ 、手 ごめん 。痛くなかった？ 」
門を出てしばらくしたところで 思い出したように放された手 。
『 全然大丈夫です！』
少し寂しさを感じつつ返事を返す 。
宮「 あーっと 」
首の後ろに手をおいて 、目をずらす宮城さん 。
照れてるように見えるその仕草に 、そうじゃないとわかってても期待してしまう自分が嫌 。
宮「 Aちゃんって呼んでいい？ 」
ひゅっ と喉がなる 。
宮「 .....ダメだった？ 」
次は気まずそうに 苗字がいい？と確認される 。
『 い 、嫌です！名前で呼んでください！』
宮「 そっか 良かった 」
『 はい！寧ろ名前で呼んでもらえるなんて光栄です！』
私の方が喜んでることに気づいてないのか 、わかってて私を殺しにかかってるのか 、今日一番の笑顔が私に向けられる 。
宮「 明日みんなに自慢してやる 」
ぐぬっ....私の心臓が持たない......
かっこよすぎる.....
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もも - シルビア★姉貴さん» 連投やめてください (4月22日 15時) (
レス) id: 8826ef9895 (このIDを非表示/違反報告)
花ちゃん(プロフ) - みずきさん» 別の作品と間違えて消してしまったので、新しく影山の物語を作成しているところです。お楽しみいただいていたのにご迷惑をおかけして申し訳ありません。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ebe1af7d46 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - あのー、影山飛雄が一番かっこいい！はどこ行ったんですか？ (2023年4月4日 12時) (レス) id: 76044cacdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花ちゃん | 作成日時：2023年3月6日 8時
