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よんはち ページ49

コウ「とにかく、俺たちの推理は正しかった。」


オサム「と言うことは、脱出の扉が開くんですよね?」





ウルフ「その通りだ。
狼の処刑に成功したため、脱出の扉が開く。」


メリー「それでは行きますよ!
オープンザ!ドア!」


『ドアー。』


メリーが叫んだのを合図に、脱出の扉と呼ばれたそれが開いた。






…あの仕掛け、どうなってんのかな。
遠隔操作か、それとも音声認識か?
なにはともあれ、大分この施設はハイテク仕様らしい。












____________________






脱出の扉を抜けると、そこは1つの部屋だった。


一階ではなく三階のその先に向かっていた時点で薄々気づいてはいたが…。


出口のでの字も見えない。






オサム「こ、ここは…?
外ではないようですね…。」


ミサキ「この部屋のどこかに外に出れる扉があるってことやろ?」


『うーん、
そうなのかなぁ…。』





暫く私が部屋を見渡していると、なにやらチエちゃんの方が騒がしくなっている。


うるさいな。




チエ「べ、ベッドに誰か寝ています…。」


リツ「ほ、本当だ!」




チエちゃんが指を指した方向を見ると、そこにはベッド1つとそこに寝ている誰か。




うん、私さっきチエちゃんにうるさいって言っちゃったけどアレ、前言撤回。


怖い、あれこわい。




割とナチュラルに新村くんとユキくんの後ろに下がった。



チエ「だ、誰か布団めくってよ…。」


まじかチエちゃん。
他人に押し付けやがった。


…じゃあ私も押し付けよ。






『チエちゃんチエちゃん!


タケオさんが是非俺にやらせてくれってさ!』


タケオ「な、なんで俺が!?」


『いいジャン、アンタ警察でしょー!』


リツ「そうだぞ警察のオッサン!
こんな時の警察でしょ!」


タケオ「なんだその言い方は!


さっきまで、警察とか関係ないって言ってなかったか!?」



リツ「えー?
ワタシたちそんなこと言ってないですよー!

なぁ?琴乃。」



『そうだよー!
別に誰もこういう時の警察は実験台にできていいなーとか思ってないよー!』


タケオ「絶対思ってるじゃねぇか!」

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作者名:ハチミツころっけ | 作成日時:2024年3月15日 16時

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