よんよん ページ45
サトル「え、えっと…。」
コウ「これは言い逃れできないんじゃないか?
あんたは睡眠薬入りのコーヒーを使いミホさんを眠らせた。
そして、その後に毒を注射し殺害。
さらに、それを隠すために輸血パックを遺体にかけて、あたかも刃物で殺されたかのように偽造した。
そして、武器庫を1人で監視していたタクヤさんの犯行に見せかけようとした。」
『ま、結局は全部バレちゃってるんだけどね。』
サトル「え、えっと…。」
『あーあー、早く罪認めちゃえばいいのに。
証拠もある、証人もいる。流石に往生際が悪いってヤツじゃない?』
サトル「う、うぅ…。」
『アンタには、注射の知識がある。
それに加えて、ミホさんとタケオさんにコーヒーを飲ませたり、ミサキちゃんに勧めた事実だってある。
アンタには、もう味方は誰一人だっていやしない。
全員アンタの敵だよ。
アンタが狼だってことは、私たちの中ではほぼ確定したようなものだ。
もう、自白して楽になっちゃいなよ…。』
私がそう言って、精神の逃げ道を用意してあげたはいいが、サトルさんは変わらず「私は狼じゃない!」と言い続けるばかり。
…最後まで残念な人だったな。
ウルフ「それでは…狼は米森サトルでいいか?」
こうして。
オサム「異論はないですね…。」
満場一致の中、
マキ「私も…サトルさんが狼だと思うな…。」
第1回、狼裁判は、
タケオ「間違いないな…。」
サトル「そんな…。」
ウルフ「それでは異論が無いなら…。
米森サトルを狼として処刑する。」
サトル「クソ!クソ!
俺は狼じゃない!!
い、いやだ…。
いやだああああ!!!」
閉廷した。
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作者名:ハチミツころっけ | 作成日時:2024年3月15日 16時