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いちなな ページ18

服がダサいイケメン「まぁ、あのふざけた人形のいうことが本当ならな…。」




目ん玉セーラーちゃん「じゃあ、やっばり狼は…。



本当に誰かを殺そうとしてくる…かも…。」







警察「………。」


カメラちゃん「………。」




うーん…空気が重い。


かと言って私には、この空気をどうにかする義理も術もないので、放っておくが。






ヤブ医者「こうしてても、どうにもならない。

建物の中を探索でもしてみるか?



それか…自己紹介とか。」



『おお。いいね、自己紹介。』




白衣の男性の提案により、私たちの自己紹介が始まった。







私自己紹介好きなんだよね。

誰かが全力でボケてスベって、あのしーんってなる雰囲気が特にね。




いやぁ、私ももっと自己紹介の時にふざければよかったなぁ。
自己紹介なんて人生に50回あるかどうかだし。


「おい、お前。」


うーん、でもなぁ。



なんせ中学の頃の私、カースト最下層のド陰キャだったもんだからなぁ。


そんな中でふざけちゃったら、それはもう人生の青春を全部溝に捨てるような行為だもんなぁ。




「おい、ユキナリ。コイツどうする?殴っていいか?」



「えぇっ!?コウさん、それはちょっとやり過ぎじゃ…。」



いやぁ、それでもだよなぁ。
あれはシンプル過ぎたよなぁ、うんうん。






バチーーーーン!!!



『いっだあっ!!??なぜ急にぶん殴るの!?』



服がダサいイケメン「お前が集中せずにこっちの話に反応を示さないのが悪いんだろ…。」



『だからって普通叩くか!?』



服がダサいイケメン「うるさい、黙れ。」



『はぁーー!?』






くそ、なんだコイツ。こいつ嫌い。むりむり、やだやだ。

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作者名:ハチミツころっけ | 作成日時:2024年3月15日 16時

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