大きな桜の木の下で？(１) (ＪＵＭＰｘＪＵＭＰ)６人組シリーズ(４)

＝みんな・２＝ ページ45

「ほら・・あれ＿＿＿＿。」


僕はチラッと・・いのちゃんを見た。


「・・ん？・・」


「見た？・・今のいのちゃん。」


「うん・・チラッと見たケド
　・・・どうしたの・・？」


「・・知念の事がショックだったのか・・
　知念と雄也がマスから去った後・・いのちゃん
　シクシク泣いちゃってさ・・。」


涼介が優しい困った顔で話を続ける。


「・・で、あれから・・ず―――っと
　目、涙目なんだ。・・おまけに涙で頬が
　赤らんじゃって・・何ちゅーか・・その、
　ウルウルに磨きが掛かってるってゆーか・・。」



「ふふ・・。いのちゃんらしーね。
　・・ごめんね、涼介。色々心配掛けて・・。
　いのちゃんにも言わないとな。」



「いや、オレはいいんだよ・・。
　ただ・・大ちゃんが泣いてるいのちゃんに
　どうしたの？って言っても何も言わないし・・
　・・まぁ、そうゆうのもあって大ちゃん
　アワアワしちゃってるて感じなんだ・・。」


「あ・・そうかぁ・・。
　悪い事しちゃったな・・２人に＿＿。」


「いや、いのちゃんは・・いのちゃんなりに
　知念の力になりたいって思ってると思うんだ。」


「うん・・ありがと、涼介。」

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