=ごコマ目= ページ5
いのちゃんは、ゆっくりと・・漫画を閉じた・・。
真っ白な、いのちゃんの肌が・・
段々と真っ赤になって・・震える声で・・・
「だ、大ちゃん・・漫画・・。
にっ、似てるって・・白ネコの
コトじゃ・・ないんだ_____。」
「いゃ、いのちゃん、コレは・・ちがくてっ・・」
いのちゃんは、ふるふると体を震わして、
「だっ、大ちゃんのバカァァァァっっ!!!」
と叫び、教室から走って出て行ってしまった____。
「ちょ、いのちゃ・・まって___。」
初めてと言っていいぐらいの、
いのちゃんの大きな声に・・知念以外の4人が動揺した。
「ちょ、ど、どーすんのっ。大ちゃん?!」と山ちゃん。
「まっ、まずいよ・・どうしよう。ちぃちゃん?!」と雄也。
「うん。まずいね・・。」と冷静な知念。
「慌てた、涼ちゃんも可愛いね。」って、おい!裕翔!!
「や、ヤバいよ・・。どうしよう。
いのちゃん・・何処、行っちゃったんだろう・・。」とオレ。
知念が、「絶対、あそこだな・・。」っと呟いた。
「へっ?・・あぁ、桜の木の下?」と言ったオレに
知念が、人差し指を一本立てて、上を指し
「屋上だよ・・体育館の。
早く、行っといで!大貴っ!!」って・・・
「・・体育館の、屋上??」
「あぁ、そっか・・大貴は知らないんだった。
・・実はね、体育館の屋上って、あの中庭
の桜がよく見える場所なんだよ。」
「へぇ〜。そーなんだ。」と山ちゃん。
「あ、そうだ・・涼介も鈍感だったわ・・。」
「んだよ。うっせーなっ。」とむくれる山ちゃん。
「そんでね、大貴。
入学当初から、いのちゃんは・・その場所で
ず――――っと、お昼ごはんの時、1人で
桜の木と___。」
と言って、知念が人差し指をオレに向けて
「大貴を・・見てたんだよ。・・ずーっと。」
「えっ・・入学・・とう・しょ??
・・オレのコト・・見てた_____??」
知念はニッコリと笑い
「そうだよ。ずっと、ずっと・・
いのちゃんは、大貴の事・・見てたんだよ。」
____オレのコト・・見てくれてた!?______
「・・いのちゃん_____。
・・オレっ!!屋上、行ってくるっっ!!!」___________。
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あひる(プロフ) - 優子さん» わぁぁ〜い!優子さんのコメントだぁ!!ありが太陽!!嬉しいです( *´艸`) (2017年2月15日 19時) (レス) id: 6803c45da5 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。おまけのお話し良かったです。侑李君可愛い~ (2017年2月15日 19時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
あひる(プロフ) - 優子さん» 優子さん、コメントありがとうです!!おまけまでどうぞよろしくですっっ!! (2017年2月5日 21時) (レス) id: 4df7931a15 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。侑李君嬉しそうだね。雄也君と裕翔君と涼介君と大ちゃんと慧君優しい~ヤバい~ (2017年2月5日 21時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
あひる(プロフ) - 優子さん» 優子さんっ!いつもありがとうですぅ〜!!すごく支えになります!!これからもよろしくですっっ!! (2017年2月2日 18時) (レス) id: 4df7931a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2016年12月11日 14時