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=やさしさ・14= ページ40

「オ〜〜〜イッッ!!
 雄也、そろそろ起きないと、遅刻するぅぅぅ〜〜???」


バサッと布団をめくられた・・?

ん?・・この声・・裕翔?


ゆっくり瞼を開けると・・

ビックリまなこの裕翔・・が、

「なっ・・なんで??
 知念・・ここにいんのっ??」


「ん―――っ。おはよう、裕翔。」

僕は起き上がり、伸びをしながら言った。


「あ〜、おはよう・・じゃなくてっ。」

と、ビックリしている裕翔の声に


「んぁ?・・あぁ・・おはよう・・裕翔」

そう言いながら、のんびり起き上がる雄也に


「ん、おはよう、じゃなくてっ。
 なんで、知念いんの?」


「ン―――。まぁ、いいじゃん。
 ・・よし、朝メシ食お、ちぃちゃん。」

「うん。」と笑顔で雄也を見る。

「今日、母さんは?」

と、雄也が裕翔に聞くと

「朝早く出掛けってた。出張だろ、今日から。」


「そっか・・そうだった・・。
 朝メシ・・食ってる場合じゃないな。・・
 ちぃちゃん、一回帰んないと・・制服・・。」

「あっ・・うん、そうだった。」

「オレ、急いで支度して、
 そしたら、一緒に、ちぃちゃん家行こう?」

そう言いながら急いで階段を降りて行く雄也に

「うん、待ってる。」と部屋のドアの所から

後ろ姿に声を掛けた。




後ろから、裕翔が

「・・知念、良かったね。
 何か、ちょっと吹っ切れた・・?」と笑顔で言った。

「ふふ・・。裕翔って勘・・鋭いね。
 うん・・少しづつだけど・・。ありがと・・。」

「いや〜、知念には、いつもお世話になってるからさ。
 前から涼ちゃんと、言ってるんだ___。
 何か悩んでたら・・相談して欲しいねって・・。
 オレと涼ちゃんだけじゃないよ・・
 大ちゃんもいのちゃんも、皆想ってる。
 ・・いつも、ありがとう。知念って__。」

「・・うふふ___。」


涙で、裕翔の輪郭がぼやける・・。

皆に、こんなにも必要だよって想ってもらえて・・。

こちらこそ・・ありがと・・みんなぁ・・。




階段を上がって来た雄也が

「あっ!・・裕翔、
 何、侑李の事泣かせてんだよ__。」

「ひぇ〜。雄也、
 知念の事・・侑李って言ってんのぉ〜〜。」

って、冷やかされて

なんだか、そう言われて照れてしまう僕・・。

「うっせ〜なっ。
 裕翔も早く支度しないと遅刻すんぞ?」

「うわっ。いっけね〜。
 ・・オレも一刻も早く涼ちゃんに逢いたくなっちゃったよ。」

裕翔は、部屋を出て階段を降りて行った。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , BL短編   
作品ジャンル:タレント
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あひる(プロフ) - 優子さん» わぁぁ〜い!優子さんのコメントだぁ!!ありが太陽!!嬉しいです( *´艸`) (2017年2月15日 19時) (レス) id: 6803c45da5 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。おまけのお話し良かったです。侑李君可愛い~ (2017年2月15日 19時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
あひる(プロフ) - 優子さん» 優子さん、コメントありがとうです!!おまけまでどうぞよろしくですっっ!! (2017年2月5日 21時) (レス) id: 4df7931a15 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。侑李君嬉しそうだね。雄也君と裕翔君と涼介君と大ちゃんと慧君優しい~ヤバい~ (2017年2月5日 21時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
あひる(プロフ) - 優子さん» 優子さんっ!いつもありがとうですぅ〜!!すごく支えになります!!これからもよろしくですっっ!! (2017年2月2日 18時) (レス) id: 4df7931a15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あひる☆ | 作成日時:2016年12月11日 14時

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