＝ゆぅや・３＝ ページ30
「素敵な夢を、見ていますように＿＿＿。」
ギュッと瞑った目から涙が溢れ
携帯を握った手に落ちる。
「ぅや＿＿ゆぅ..や。」
泣きながら言った、魔法の名前に
反応したように、携帯が小さく震えた。
「え＿＿？」
急いで画面を見ると、雄也からのメール。
「え？ゆぅや＿＿い、今？
今の時間の..めーる・・？」
僕は画面の文字に、震える指先を這わせ
大切に、大切に読んでいく。
雄也侑李、寝てるかな?素敵な夢みてるかな?そうだといいな。そう祈ってるよ。
「ゆぅやぁ＿＿＿」
優しい文字の羅列に、僕の涙が
ポタポタ零れ落ちる。
「ゆぅや..ゆぅ、や＿＿＿。
あ。。そぅだ、起きてるんだ。。
でんわ、電話かけてみよぅ。」
震える指先で画面をタップした。
呼び出し音が鳴る前に
あの声＿＿。
あの優しい、愛しい声がしたの。
『＿＿侑李？
起きてたんだ、どーした？』
優しくて穏やかな、幸せになる声。
哀しくなるほど優しい声に
うまく声が出せないの。
「ゆ＿＿ゆぅ、や。。」
『侑李、泣いてる？どーしたの。
俺が居ないトコで泣くなよ、侑李。』
「ん。..ご、ごめんね。
雄也に心配ばかり＿＿ごめん。
ごめんなさぃ。」
『侑李、違うよ。』
「ちがぅ？」
『謝らないで、侑李。
俺は、謝らせたいんじゃないんだ
笑顔になってもらいたいんだよ、
な、侑李。』
「ん。＿＿ありがとぅ。
ありがとう雄也。」
『ふふ。い〜え。』
「ふふふ。なんかね、雄也の声。」
『声？』
「ぅん。雄也の声聞くと落ち着くの。
心がスッと洗われる。」
『そう？ホントに？』
「うん。ほんとだよ。
あとね、雄也って名前を言うだけで
気持ちが楽になるの。魔法の名前。」
『魔法の名前か＿＿。』
「うん。」
『そう言われると＿＿
なんか、照れる。』
「ふふふ＿＿雄也、照れてる。」
『＿＿なぁ、侑李。』
「ん？なぁに。」
『今からさ＿＿
侑李んち、行っていいか？』
「え＿＿？」
『今、侑李に逢いたいんだ。
逢って、侑李を抱き締めたい。』
「ゆぅや。。えっと、、でも夜中だし
僕は平気だよ。もう泣いてないもん。
だから、心配しないで。ね？
もう大丈夫だから。」
『違うよ、侑李。』
「ちが..う？」
『ああ。違うんだよ、侑李。
俺は侑李の事心配してる振りしてさ
..ふふ、ただ逢いたいだけなんだ。』
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あひる☆(プロフ) - Mollyさん» Ｍollyしゃ〜ん！！コメントしに来て下さって・・有り難いよう(ノД`)・゜・。ドキドキを感じ取って下さって嬉しいです！んふふ。お優しいＭollyしゃんに、あひる☆恋しちゃいそうですっ♪はい！！頑張ります！！(≧◇≦)やるっぞぉぉ！！うぉぉぉ！！ (2017年11月6日 13時) (
レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あささん» あさ様！！はじめまして〜あひる☆です(●´ω｀●)いつも楽しく読んで頂いて下すってるんですねぇー嬉しいっっ。( *´艸｀)このシリーズ好きで居てくれる人が居たんだ〜〜〜っという気持ちを胸に、更新頑張りますので宜しくお願い致します！！ (2017年11月6日 13時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
Molly(プロフ) - この作品にもコメントしに来ました！すいません…だいちゃんの色んなことにドキドキな感じを楽しみながら読みました。とっても雄也くんがかっこよくて恋しちゃいそうです！！ゆとやまの長編も頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月5日 20時) (レス) id: 802de9d7c3 (このIDを非表示/違反報告)
あさ(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく拝読させていただいております。このシリーズのゆとやまが大好きです！長編とのことなので、楽しみにしています。 (2017年11月5日 20時) (レス) id: c8480f472b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2017年11月5日 18時
