大きな桜の木の下で？(３)(ＪＵＭＰｘＪＵＭP)6人組シリーズ(６)

＝好きだよ。１５＝ ページ20

「くすぐったぃ・のぉ・・ゆうとぉ・・」

俺はクスッと笑って

もう一度Ｔシャツの中の胸元を撫でる。


「ぁっ・・やぁ、やだぁ・・」



「ふふふ。恥かしがりやだね、涼ちゃん。」

そう囁きながら俺は、涼ちゃんの目の前で

Ｔシャツを脱ぎ、上半身裸になる。



涼ちゃんは、ハッとした顔をして

頬を赤らめて、もしょもしょ。

「・・ゆーと・・Ｔシャツ、ぬぃだぁ・・。」



「ん？・・どーしたの、涼ちゃん？」



涼ちゃんは、この世の者とは思えないほどの

美しい潤んだ表情で、また・・もしょもしょ。

「・・は、はずかしぃぃ・・。」



俺は涼ちゃんの声、表情、仕草、

涼ちゃんの全部に、萌え悶えて＿＿＿＿

萌え悶えながらも俺は・・余裕がある振りするんだ。




大ちゃんの気持ち・・超、わかるー。

・・また相談に乗ってあげよう。そう思う俺。




俺は、必死さを隠して

クスリと余裕の笑みを浮かべて囁くよ

君の綺麗な耳元に＿＿＿＿。



「＿＿涼ちゃん。
　これからもっと、恥かしい事、するんだよ。」





涼ちゃんは潤んだ瞳で俺を見つめ

ベッドのシーツをギュって

赤い指先で掴んで

デレの涼ちゃんが可愛らしく


「も、もぅ。裕翔のえっちっ＿＿＿。」




可愛らしく言った涼ちゃんの仕草が急に変わり

俺をジッと見つめ動けなくさせる。



涼ちゃんは、大人っぽく艶かしく変わっていく

この世の者とは思えないほどの美しさで

甘く淫らに囁く。


「んふふ・・ゆうとぉ・・
　もっと触って？たくさん、たくさーん触って？」




俺はゴクリと息と生唾を呑み

嗄れた喉から声を出す。

「ああ、涼ちゃん＿＿＿＿＿。」



お色気のデレ涼ちゃんに

やられっ放し、煽られっ放しの俺は・・



涼ちゃんに、たくさんの、たくさんの愛を＿＿＿＿。




抱き締め、重なり合い、求め合う。


真っ白な肌を高揚させ、

涼ちゃんは俺を受け入れてくれた。





愛。・・愛だ愛。

愛っていいな。いーもんだ。




俺は涼ちゃんを求めながら

永い永い＿＿＿俺の涼ちゃんへの想いが通じて

俺は嬉しくって、幸せで・・泣いた。


泣いてしまったんだよ。

ねぇ、涼ちゃん。




俺を受け入れてくれた涼ちゃんを

強く抱き締めながら囁くよ。


「涼ちゃん、好きだ、好きだよ＿＿＿。」



「んっ・・ぁぁっ・・ゆぅ・とぉ・・。」


「涼ちゃん＿＿＿＿。」

＝好きだよ。１６＝→←＝好きだよ。１４＝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す