大きな桜の木の下で？(３)(ＪＵＭＰｘＪＵＭP)6人組シリーズ(６)

＝好きだよ。１４＝ ページ19

「んっ・・んぅ・・んん・・」



永く永く唇を重ね

甘く蕩ける様なキスをする度

涼ちゃんの身体の力がトロリと抜けていく。



クチュッと唇を離すと

俺をうっとりと見つめ小さな声で

「ん・・。
　ゆうとぉ・・もっと、きすぅ・・。」とねだる。



甘い涼ちゃんに、俺は目をシパシパさせながら

緊張と興奮と萌え悶えた感情と

色々入り混じった気持ちを抱え

震えた指で涼ちゃんの手を握り指を絡め

もう一度、潤んだ唇を塞いだ。



「んっ＿＿＿。」




舌先を絡め

指先を絡め

震える気持ちを重ね合わせ

俺達は求め合う。



唇の交わり

指先の交わり

感情の交わり

俺達は求め合う。



ピチャっと苦しそうに涼ちゃんが

唇を離して、はぁ。はぁ。と肩で息をして

俺をジッと甘く見つめる。



「ねぇ涼ちゃん？」


「んぅ・・？」




トロンとした瞳に俺は笑い掛け

「涼ちゃん、ベッド行こう？」

そう囁いて、蕩けて力の入らない涼ちゃんを

抱きかかえて＿＿＿




「やぁ・・ゆぅとぉ・・。」


不安そうな涼ちゃんの瞳を見つめて


大切に大切に抱きかかえながら

「だいじょーぶ。怖くないよ、涼ちゃん。」



「んー。」


口をんっ。ってして可愛い涼ちゃんを

そぅっとベッドに降ろして見つめ。


「りょーちゃん・・？」




「ん・・なぁに・・。」


「ふふ。そんな怖がらないで？
　俺だよ。ずーっとずーっと小さな頃から
　一緒に居た裕翔だよ。・・ね？涼ちゃん。」



涼ちゃんが手を伸ばして俺に抱き着いて

小さくコクリと頷き、頼りなげな声で

「ぅん・・。ゆーと。・・ゆーと、すき。」



「ありがとう、涼ちゃん。俺も好きだよ。
　・・涼ちゃん、いい？」




コクリと頷いた涼ちゃんに軽くチュッと

キスを置きながら抱き締め

Ｔシャツの上から背中や腰をそっと撫でる。



「んっ・・んん・・ぅ・・」




スルリとスエット下に手を掛けて脱がせ

「やっ＿＿。」

太ももの内側を柔らかくそっと撫でる。



「ん、やぁぁん・・ゆぅとぉ・・。」



「ふふ。涼ちゃんの太ももスベスベだね？
　・・何かお手入れしてるの？」


「ぁん・・やぁ、してなぃぃ・・んっはぁ」



太ももを撫でただけで俺の腕の中で

色っぽく悶える涼ちゃんのＴシャツの中に

スルンっと手を滑らせて素肌をまさぐった。



「ぁっ・・やっ、んっ。
　くすぐったぃ・のぉ・・ゆうとぉ・・」

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