=好きだよ。9= ページ14
「ふふふふ、涼ちゃん。」
「なーにっ。もー。」
「実はさ、中休み終わって教室戻ったら
涼ちゃん、ブルブルして怖そうにしてたでしょ?」
「・・し、してた?」
「うん、すんごく。
んで、知念に涼ちゃんどーしたの?って聞いたら
とっておきの怖い話ししたって笑顔で言ってたから。
あ〜そうかって。ね、涼ちゃん怖い話しダメでしょ?」
「う〜〜〜。」
「ね、だから今日一緒に居てあげるから。
ね。と、ゆーか居させて。ね、涼ちゃんっ。」
「むぅぅ〜。ちねんめぇぇ〜〜。」
「ふふ。ね、涼ちゃん。」って・・
俺、優しくニッコリ。
涼ちゃんは、恥ずかしそうに俯いた後
「う――。
・・じゃあ・・いて。・・ゆーと。」
俺は元気よく「うんっ!!」って頷いて
それからニヤニヤ。
涼ちゃんはキッと、ニヤニヤな俺を見て
「じゃあ、ほらっ。お風呂入って来いよっ。
兄貴の部屋着貸すからっ。」
「えぇ〜〜。俺、涼ちゃんの部屋着がいい。
俺、涼ちゃんに包まれたい〜。」
「う、うるせぇ〜〜。このヘンタイっ。
オレのじゃ着れないだろっ、もぅ。」
涼ちゃんが俺の背中をグイグイと押しながら
「ほら、ほら、早く行けよ。風呂っ。
あとで部屋着置いとくからっ。」
「ふふふ。へぇ〜〜い。」
________________
俺はニヤニヤ、ニマニマしてお風呂に入って
サッパリとして、リビングのドアを開けて
「涼ちゃ〜ん、
潤にぃのTシャツとズボンあんがと〜〜。」
って、キッチンに居る涼ちゃんに声を掛けると
涼ちゃんは、テキパキと動きながら
「ああ。やっぱり兄貴のがピッタリだったな。
ほら、裕翔。ごはん出来たから席着いて〜。」
「ほぇぇ〜〜。
もう出来たの?!はえぇ〜し、すげぇ〜〜。」
そう言いながら俺はダイニングの席に着いた。
赤いエプロンをした涼ちゃんが
お皿を運んで、コトンとテーブルに置いて
「はい、オムライス。
・・と、あとはオニオンスープとサラダなっ。」
俺の目の前に・・
見るからに幸せな黄色いポッテリとしたオムライス。
ほんわ〜らいい香りの温かいオニオンスープ。
綺麗な彩りのサラダが並んで____
「すっげぇぇ〜〜〜!!
魔法みたいだ、涼ちゃん。す、すごいっ。
・・あれ、でも食材無いって言ってなかった??」
「うん。野菜は玉ねぎしか無かったの。」
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あひる☆(プロフ) - Mollyさん» Mollyしゃ〜ん!!コメントしに来て下さって・・有り難いよう(ノД`)・゜・。ドキドキを感じ取って下さって嬉しいです!んふふ。お優しいMollyしゃんに、あひる☆恋しちゃいそうですっ♪はい!!頑張ります!!(≧◇≦)やるっぞぉぉ!!うぉぉぉ!! (2017年11月6日 13時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あささん» あさ様!!はじめまして〜あひる☆です(●´ω`●)いつも楽しく読んで頂いて下すってるんですねぇー嬉しいっっ。( *´艸`)このシリーズ好きで居てくれる人が居たんだ〜〜〜っという気持ちを胸に、更新頑張りますので宜しくお願い致します!! (2017年11月6日 13時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
Molly(プロフ) - この作品にもコメントしに来ました!すいません…だいちゃんの色んなことにドキドキな感じを楽しみながら読みました。とっても雄也くんがかっこよくて恋しちゃいそうです!!ゆとやまの長編も頑張って下さい!応援してます! (2017年11月5日 20時) (レス) id: 802de9d7c3 (このIDを非表示/違反報告)
あさ(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく拝読させていただいております。このシリーズのゆとやまが大好きです!長編とのことなので、楽しみにしています。 (2017年11月5日 20時) (レス) id: c8480f472b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2017年11月5日 18時