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Aside
私の気持ちを口にした後初めてのルーピン先生との会話。
部屋に入ったらルーピン先生の匂いがいつもより強く感じて、ここで生活してるんだって考えたらなんだか恥ずかしくて、ドキドキして、心臓が止まるんじゃないかと思った。
「どうぞ」
『…ありがとう、ございます』
ルーピン先生は、紳士のように手を差し出してくれた。
遠慮気味に手を乗せると柔らかく握ってくれて、2回目だけど初めて握ったようなドキドキ感がする。
手汗、大丈夫かな？
うわぁ嫌われたらイヤだな…
とぐるぐる考えながらソファへと座った。
『あっ、ごめんなさい…あの！手汗…半端なくて、』
「ははは！気にしなくていいのに」
大丈夫だよ
と頭に置いてくれた手は、前よりずっと大きく感じた。
恋するって、こんな事だけで心臓が跳ね上がるんだね…
紅茶どうぞ
と出されてくれたのを飲みつつ、会話を楽しんだ。
…けど、あんまりルーピン先生を見れなくて…ぎゅっと握ったカップの底に少量残る紅茶をゆらゆらと揺らしていた。
不意に視界が幾分か暗くなったから顔を上げれば心配そうに、悲しそうに眉を下げるルーピン先生が立っていた。
『…どう、しました？』
「Aちゃん、最近私の目を見ないね」
『っ、すみま、せん』
「どうしたの？」
私の横に座ったルーピン先生は私の手の中のカップをするりと外し、大きな手で私の手を握った。
『っ、』
「何かあったのかい？」
『なんでも、ないですよ』
「そうは見えないよ」
『そう、ですかね？』
「そうだよ。」
握った手の甲を親指でさすられて、余計にキャパオーバーしそうになる私。
『大丈夫、ですから』
「………じゃあ、私の目を見て」
ぐいっと強制的に目線を合わせられた。
ルーピン先生の翡翠色の目の中に映る私の顔が真っ赤なのに気づいた。
って事はすごい近くに先生の顔があるって事で…。
息をする音が、瞬きをする動きが、全部全部スローモーションになったように見えた。
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セブしか勝たん - ぜひセブオチも見たいです…！！ (2020年11月13日 0時) (
レス) id: 344a046a2f (このIDを非表示/違反報告)
たまち - オブリビエイトの所凄いこっちも悲しくなりました…是非セブルス落ちも見たかったです (2020年5月15日 23時) (レス) id: 2384b40b81 (このIDを非表示/違反報告)
紬(プロフ) - スネイプ先生オチのバージョンも読みたかったです！気が向いたらでいいのでお願いします (2018年5月25日 11時) (レス) id: 6752028723 (このIDを非表示/違反報告)
8800 - 更新頑張ってー！早く続き読みたいですー！ (2018年4月29日 0時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳澤 | 作成日時：2018年4月28日 22時
