バンソウコウ ページ4
※次の日
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あ「あ〜ぁ、ねむ…」
教室について約五分。
誰も来る気配がない。
私そんな早く来たっけ？
時計を見る。
…授業開始まで、あと十分しかないんだけど。
早苗「やっぱいた！」
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えっ？
早苗「やっぱり、Aのことだから、教室にいると思ったんだよ。
ねえ、ちょっと聞いてる？親友の素晴らしい推理を！」
朝からやたらテンションの高いこの子は、
一応私の親友です。
早苗「今日は荷物置いたら体育館だって昨日先生言ってたでしょ。」
…そうだったっけ？
とにかく行くよ、とだけ言って私の手を引いた。
なんだかんだでいつもお世話になってる。
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瀬川「あ、Aだ。はよー」
！！？
な、なんで瀬川が名前呼びしてんの？
瀬川「ま、いいじゃん、昨日一緒に帰った仲なんだし。
ね、尚人」
は、三宅？
三宅「…俺に言うなよ」
眠いのか、目をしきりにこすっていた。
横を見ると、早苗が目をぱちくりさせている。
早苗「A…恋愛相談くらい、親友にしなさいよ」
…いやそんなんじゃないから。
早苗は「あ、違うの？」という感じで肩を少し上げてみせた。
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校長「…えー、昨日わが校の生徒が喧嘩をしていると通報がありました。
以後気をつけるようにー…」
瀬川「喧嘩ぁ？この学校不良とかはいなさそうだけどな」
あ「他校にからまれたとか？」
隣の学校やたらガラ悪いって聞いてるし。
他の学校の生徒から金を巻き上げるとかなんとか…
早苗「えぇ、怖っ」
瀬川「大丈夫、お前狙われないから」
早苗「ちょっ、それどういう意味だよ」
まだ笑い事で済んだはずだった。
三宅「…。」
…三宅？
三宅「なんだよ」
こいつの、顔についたやけに大きい絆創膏を見るまでは。
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あ「三宅…これ」
三宅「触んなｯ！！」
ﾊﾞﾁｯ
手が音を立てて振りはらわれる。
…え？
いつもの眠そうな声じゃなかった、
なんか…三宅じゃないみたいに。
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たぴ岡(プロフ) - くるるさん» ありがとうございます・・・！そういう風に言っていただけると嬉しいです！ (2013年8月29日 12時) (
レス) id: 4dc7798ff6 (このIDを非表示/違反報告)
くるる(プロフ) - すっごく、おもしろかったです。 これ読んで目、うるみましたｗｗ (2013年7月26日 13時) (レス) id: 3042dd3393 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡。(プロフ) - なすびさん» 本当ですか！嬉しいです。ありがとうございます！ (2013年6月3日 17時) (レス) id: 2edbbe2204 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - アィスさん» 泣いてくださったなんて…ありがとうございます。すごく嬉しいです。全部見てくださるなんて、本当にありがとうございます！ (2013年4月1日 15時) (レス) id: 88001a5ac5 (このIDを非表示/違反報告)
アィス(プロフ) - 最後、ボロボロ泣いちゃいました。これからたぴ岡さんの作品、全部みようと思ってます^ ^ (2013年4月1日 7時) (レス) id: 9f88085fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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