そしてカラオケへ ページ17
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あ「そう･･･だったんだ」
呟くように答えた。
なんて答えたらいいか、わかんない。
三宅「嫌な話だよな、無かったことにして」
なんとなくだけど、
もし私が三宅の立場だったとしたら、
これを言うのはものすごい勇気が必要だと思う。
嫌われるかもしれないのに、
何言われるかわからないのに、話してくれた。
私のこと信用してるって受け取って、いい･･･？
口を開いた。
あ「三宅のやってることは、間違いなんかじゃないよ、
向こうがやってることが間違いなんだから。三宅は何も」
悪くない、と言おうとしたら
三宅が人差し指を口に当てていたので、話すのをやめた。
三宅「･･･ありがと」
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すると、二人が帰ってきた。
早苗「これ美味しそうじゃね！？」
瀬川「抹茶アイスだろ、俺はイチゴの方が好みだね」
結構大きめの抹茶アイスを持っていた。
そして、早苗が私の隣にﾄﾞｶｯと座ると肘でつついてきた。
どうだった？ってことなんだろう。
私は小声で「別に何にも？」と答えた。
むやみに言わないほうが良いと思うし。
えー残念、とばかりに肩をすくめる早苗。
横を見た。
三宅は何事も無かったかのように瀬川と話している。
･･･さっきまでの顔が嘘だったかのように。
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瀬川「えー、皆さんいいですかー、じゃ五時間ぶっ続けでやります！」
早苗「イエー！」
ここはカラオケ店。
あの後、丁度目に入ったので行くことになったんだけど。
この二人のテンションは異常だ。
しかも五時間だと？
喉つぶれる！･･･という反論の声も今の彼らの耳には入らないんだろう、多分。
瀬川「一曲目、瀬川行きます！」
マイク片手に、ソファの上でポーズをとる瀬川。
早苗「待ってました！」
横で合いの手を入れる早苗。
三宅「･･･眠い」
これしか言えない三宅。
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三時間くらい経過した。
力尽きる様子も見せず、歌いまくっている二人。
私も何曲か歌ったけど、彼らがマイクを離さないので(笑
三宅「あのさ」
あ「っへい！」
･･･突然話しかけられて、びっくりした。
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三宅「今二人になれない？」
その言葉に驚いていると、
返事する暇も無く手を引かれた。
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たぴ岡(プロフ) - くるるさん» ありがとうございます・・・！そういう風に言っていただけると嬉しいです！ (2013年8月29日 12時) (
レス) id: 4dc7798ff6 (このIDを非表示/違反報告)
くるる(プロフ) - すっごく、おもしろかったです。 これ読んで目、うるみましたｗｗ (2013年7月26日 13時) (レス) id: 3042dd3393 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡。(プロフ) - なすびさん» 本当ですか！嬉しいです。ありがとうございます！ (2013年6月3日 17時) (レス) id: 2edbbe2204 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - アィスさん» 泣いてくださったなんて…ありがとうございます。すごく嬉しいです。全部見てくださるなんて、本当にありがとうございます！ (2013年4月1日 15時) (レス) id: 88001a5ac5 (このIDを非表示/違反報告)
アィス(プロフ) - 最後、ボロボロ泣いちゃいました。これからたぴ岡さんの作品、全部みようと思ってます^ ^ (2013年4月1日 7時) (レス) id: 9f88085fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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