孤独を望む少女は氷柱【鬼滅の刃】

御伽話 ページ37

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とある山に鬼の3兄弟が暮らしていました。
鬼神の3兄弟はそれぞれ不思議な力と瞳を持っていました。

長男は赤い瞳と氷の力を持っていました。

次男は紫の瞳と龍の力を持っていました。

三男は金色の瞳を持と神の力を持っていました。

鬼の3兄弟はとても仲良く暮らしていました。
ある日の夜、鬼狩りが山にやって来ました。

「人喰い鬼め！その身を持って罪を償え！」

鬼の3兄弟は罪とはなんのことかわかりませんでした。それもそのはず3兄弟は人喰い鬼ではなく、鬼神でした。そして山の麓の村を守っていました。しかし、少し目を離した隙に鬼舞辻無惨が村にやって来て村人を皆殺しにしてしまいました。朝には鬼舞辻はいなくなっていたので山に住む鬼神の3兄弟が村人を殺したと思われてしまいました。
鬼神の3兄弟は「そんなことしていない」と言いましたが鬼狩りは聞きませんでした。
そして抵抗しない3兄弟を夜明けまで斬り続けました。
夜明けになり、そのうち消滅するだろうと思い鬼狩りは帰りました。鬼神の3兄弟は人喰い鬼のように身体が再生しないため、虫の息でした。
3兄弟は最後の力を振り絞り赤子を１人作り出しました。氷の力と龍の力と神の力を授けました。そして3人特有の水色の髪を授け短刀をお包みの中に入れ、服を破り、血でこう書きました。『鬼神裂の姓を持つ者』と書き、裏面には『宝刀 氷輪丸』と書きました。

そのまま3兄弟は死んでしまいました。

後に鬼神に産み出されたその赤子は初代氷柱「鬼神裂 ＿＿」として鬼を狩る。

第23話「蛇柱と氷柱」→←第22話「鬼神の如し」

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