第19話「上弦の参」 ページ27
．
Aside
煉「常中は柱への第一歩だからな！」
貴「まあ、柱までは一万歩あるかも知れないがな。」
炭「頑張ります…」
煉「腹部から出血している。もっと集中して呼吸の精度を上げるんだ。体の隅々まで神経を行き渡らせろ」
炭治郎は苦しそうに呼吸をする。
貴「…血管がある。破れた血管だ。もっと集中しろ…そうだ、そこだ止血、出血を止めろ。」
ﾄﾝ
貴「集中」
炭治郎の額に指を置き、一点に集中を促す。
炭「っ…ぶはっ…はっ、はぁっ」
煉「うむ！止血できたな。呼吸を極めれば様々なことができるようになる。何でもできるわけではないが、昨日の自分より確実に強い自分になれる。」
炭「…はい」
煉「皆無事だ！怪我人は大勢だが命に別状は無い！君はもう無理せず…」
嫌な予感がする…とても嫌な予感が…
ﾄﾞｫﾝ
貴「！」
炭「！？」
この気配…忘れもしない俺の家族を殺した憎き上弦の気配…！
貴「上弦の…参…」
ﾄﾞﾝｯ
貴「！炭治郎避けろォーー！」
煉「炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天」
猗「…いい刀だ」
再生が速い…流石上弦…一気に畳み掛ける…！
貴「氷の呼吸 伍ノ型 冷々ノ斬撃」
一気に参の手足を跳ねる
猗「！？…速い…女なのに」
貴「ほう、俺の性別にすぐ気づくとは…お前は意味のわからない奴だ。なぜ手負いの者から狙うのか理解できない」
猗「話の邪魔になるかと思った。俺とお前らとの」
貴「お前と俺と煉獄が何の話をする？」
煉「初対面だが俺はすでに君のことが嫌いだ」
貴「奇遇だな煉獄。この鬼は俺も嫌いだ。」
普段の鬼に対する憎しみがいつも以上に強くなる。
猗「そうか俺も弱い人間が大嫌いだ。」
煉「俺たちと君とでは物事の価値基準が違うようだ。」
猗「そうか、では素晴らしい提案をしよう。お前らも鬼にならないか」
貴･煉「『ならない』」
猗「見れば解るお前らの強さ。柱だな？その闘気。練り上げられている。“至高の領域に近い”」
煉「俺は煉獄杏寿郎だ」
貴「鬼神裂A」
猗「俺は猗窩座。杏寿郎、Aなぜお前らが“至高の領域”に踏み入れられないのか教えてやろう。人間だからだ。老いるからだ死ぬからだ」
ーーーーーー
更新遅くなりすみません！今週テストがあるので終わり次第更新ペース上げます！
今月の伊黒さんの誕生日は過去編を番外編としてあげます！他にもあげたいので伊黒さん関連のリクエストお願いします！
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月と狼(プロフ) - 猫築かなめさん» ありがとうございます！これからも更新頑張るのでよろしくお願いします！ (2020年11月24日 23時) (
レス) id: 1f4ff8d5e5 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年11月24日 23時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
月と狼(プロフ) - 翔さん» ありがとうございます！これからも更新頑張るのでよろしくお願いします！ (2020年10月23日 20時) (レス) id: 1f4ff8d5e5 (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - ドキドキワクワク胸ｷｭﾝｷｭﾝしてます。( 〃▽〃) (2020年10月23日 19時) (携帯から) (レス) id: b9fae3d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
月と狼(プロフ) - 翔さん» 全然大丈夫ですよ！ (2020年10月19日 18時) (レス) id: 1f4ff8d5e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月と狼 | 作者ホームページ：http://hono
作成日時：2020年3月12日 4時
