第七夜(ちょいピンク) ページ9
ディープキスしますご注意を。
．
『んー！んんー！』
にゅる、と中也の舌が口内に侵入しようとしてきて、慌てて中也の胸板を押し抵抗する。だが、効果なし。
『うーー！』
中也が腰に手を回してくる。え、いや、ちょっと待て。
『んーーー！！(怒)』
流石に腹が立ってきた。舌を噛んでやろうか。それか形勢逆転か。そう企んで中也の舌を受け入れる。しめたとばかりに中也が目で笑うのが見えた。
『っん？！』
口内を中也の舌が舐め回す。出遅れた。舌を噛もうとするが、私のと絡めてきて思わず腰が抜けそうになる。あっちは何度もやってきた事があるのかも知れないが、こっちは未経験なのだから。まずい。舌を噛めなくなった。
『ふう…んっ…ふぁっ…』
力が抜けないようにしていると、声が出てしまった。その声を聞いて、中也が目を合わせて笑う。
『んっ…ふっ…』
もうどっちのものか分からないほど混じってしまった唾液が音を立て、それが通りに響く。誰かに見られてはいないだろうか、それが私の頭の中にあった。
『んんっ…ふうっ』
中也の手は私の腰、素肌を触っていた。もう無理だ。かくん、と腰が抜け中也に寄りかかる。すると、ようやく口を離してくれた。つーっと銀色の糸が私達を繋いでいる。
『はーっ…はーっ…』
中「気持ちよかったか？」
『うるっ…さ…っ！』
嘘だ。でも、どうしても否定したい。目尻には涙が浮かんでいて、言い逃れられないが。
中「顔真っ赤だぜ？」
『なっ…！』
この野郎！その帽子売りさばいてやる！飛びかかろうとするも軽々と避けられてしまう。
中「じゃ、またな。次もやってやるよ」
『やらんでいい！このちびっこマフィア！』
この頃厄日が続いている。本当、ろくなことがない。監 禁はされるわキスはされるわで、迷惑極まりない。しかもそれが嫌いな奴らだなんて、もう思い出したくもなかった。
．
だから、認めたくなかった。
．
この胸の高鳴りも、この顔の熱さも。
．
私は一体、どうしたらいいんだろうか。
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花吹雪 - ブホォォォwww面白いです!応援してます！ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リクありがとうございました(。・ｘ・)ゞ♪ 遅くなってごめんなさい（つд；*) (2020年2月29日 15時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年1月19日 22時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 今回も面白かったです(*^□^*) 今年も更新頑張って下さい (2020年1月2日 23時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リクエスト良いですか(*^□^*) 中也様(１５) と中也様(１６)お願いします(*^□^*) (2019年12月27日 21時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五星暁。 | 作成日時：2019年9月17日 2時
