第十六夜 ページ20
(探偵社の小説のネタバレがありますね、ちょっと)
。
『いや、
そんなこんなで目的地に到着。
集合時間を過ぎてしまったので、急いで店内へと入り谷崎を探す。
谷「あ、時雨さーん！こっちですよ〜！」
谷崎は、奥の席に座っていた。
『ごめん…遅れちゃって』
谷「いえ、大丈夫ですよ！」
うわああああああああああああ))礼儀正しい後輩可愛いいいいいい))どうやったらそんな愛想よくできんのおおおおおお))
谷「時雨さん、注文、どれにしますか？」
『あっうん、えーっと…じゃあ、このベリーキャラメルパンケーキで』
谷「じゃあ、僕もそれで』
若者に流行りの店らしく、周りは全て埋まっている。時間がかかりそうなので、谷崎と話しをすることにした。
『あはははっ確かに！あの時、谷崎の演技、凄かったよね！』
谷「うう…恥ずかしい…」
敦君の入社試験の時の話だ。谷崎はくじ引きで負け(太宰に)、爆弾魔役をしたのである。ちなみに私は傍観者役だった。楽だった。
谷「時雨さん、軽く笑ってましたよね…」
『あ、バレてた』
そんな風に、話は明るかったのだが。
谷「そういえば時雨さん、遅れた理由って、何ですか？」
『えっ…』
唐突に谷崎の口から出た言葉に驚愕する。谷崎は本来、そんな事を無遠慮に聞く奴じゃないはずだ…。それに目の前の谷崎は笑っている。いつもと変わらない弱気な笑顔だ。だからこそ谷崎の真意が分からない。
『あ…いや、少し、渋滞で…』
太宰の事は、云ってはいけない気がした。
谷「マンションからの道は混んでなかったですよ？」
笑った顔のまま、谷崎が云う。問い詰める。なんだ…？
『ああ、買い物があって。遠いスーパーがセールだったから、買い物をマンションに置いてから来たんだ』
谷「…確かに、〇〇町のスーパーがセールでしたね。納得です」
テーブルの下に隠した手が震える。血の気が引き冷たくなっていた。
谷「まさか、時雨さんが他の男と何かしてたのかなって思って。だって、時雨さんは僕の彼女ですから」
『…え………？』
心臓の音がうるさい。周りの人混みの音が遠くなる。私は、谷崎と付き合ってない……。
谷「どうしたんですか？時雨さん。持病の発作が出ましたか？」
私は持病なんか持ってない……。何が、どうなってるんだ…？
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花吹雪 - ブホォォォwww面白いです!応援してます！ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リクありがとうございました(。・ｘ・)ゞ♪ 遅くなってごめんなさい（つд；*) (2020年2月29日 15時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年1月19日 22時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 今回も面白かったです(*^□^*) 今年も更新頑張って下さい (2020年1月2日 23時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リクエスト良いですか(*^□^*) 中也様(１５) と中也様(１６)お願いします(*^□^*) (2019年12月27日 21時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五星暁。 | 作成日時：2019年9月17日 2時
