第一夜 ページ2
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『国木田ーこっちの書類やっとくな〜』
国「ああ、悪いな…」
私は武装探偵社の調査員、神楽時雨。現在彼氏なしの20代女性探偵だ。こう見えて事件解決数は乱歩さんの次だ。
『太宰…お前少しは仕事しろよ…』
太「ええ〜?私はね、心中してくれる美女を探すので忙しいのだよ!あ、なんなら時雨、一緒に心中する?」
『やだ』
太「わあ即答〜」
別に彼氏が特別欲しいわけでもなく、現状に不満なんて一切ない。むしろ今が永遠に続いて欲しいくらいだ。
太「時雨は私より年下なんだから、敬語使わないとめっだぞ!」
『どこに需要あるんだよ』
太「ある会社の会社員とその上司…年齢差から始まる恋が今…」
『始まらねえよ。というか一歳しか変わらねえじゃん』
太「ちえ〜」
まあ、そんなこんなで日々を過ごしているんだけど…この頃
『げっ…またかあ…』
仕事が終わり家に帰ると、溢れんばかりにポストに封筒が入れられている。この中身、最初なんなんだろうと思って見てみると、私の写真(それも恐らく盗撮)と〈好き〉の文字が隙間などないくらい書かれた手紙が入っていた。それ以降怖くて開けられずにいる。
異能での戦闘などは仕事上慣れてはいるけど、こういうのは気味が悪い。それもストーカーもされているらしく、足取りや影から見て多分一人ではないらしい。探偵なのだから誰にも頼らず解決しようとしていたけれど、やっぱり乱歩さんとかにも相談してみようか?
『まあいいや…明日乱歩さんに話そう…』
そう呟いて、鍵を開けた…だけど。
『…開いてる…?』
このところ不気味だから、念入りにチェックした筈だ…。なんで…。
いつでも反応できるよう神経を研ぎ澄まし、家へ入る。
『は…?なんでお前が…?』
太「やあ、遅かったじゃないか…時雨」
まさかの人物に、脳内が?に埋め尽くされてしまう。
確かにこいつは元ポートマフィア幹部。ピッキングは得意かもしれない。だけど、私の家に入る理由にはならない。
『どうして…』
太「ふふふ…どうしてって?それはね、君を…」
あれ…なんかクラクラする…こんな臭い、仕事前はしてなかった…。
ドサ
太「それはね、君を幸せにする為さ」
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花吹雪 - ブホォォォwww面白いです!応援してます! (2020年9月14日 21時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リクありがとうございました(。・x・)ゞ♪ 遅くなってごめんなさい(つд;*) (2020年2月29日 15時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年1月19日 22時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 今回も面白かったです(*^□^*) 今年も更新頑張って下さい (2020年1月2日 23時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リクエスト良いですか(*^□^*) 中也様(15) と中也様(16)お願いします(*^□^*) (2019年12月27日 21時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五星暁。 | 作成日時:2019年9月17日 2時