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〃 ymmt ページ10

「…い〜い天気」


ただ今の時刻は15時17分。この部屋は狭いアパートなので、リビングから1歩外に出ればベランダに繋がっている。リビングとベランダとを繋ぐ窓からは真っ直ぐ光が差し込み、この部屋に活気を持たせる。南向き物件の1番いい所だ




「そろそろ布団しまう〜〜?」




ソファにいる山本に声をかける


『そうだねぇ、じゃあ入れようか』


『連携プレーね』


と言ってベランダに出る彼。彼がベランダに掛かっている布団を外して、私がリビングに放り込む


『これで全部?』


「うん」


リビングには先程放り込んだ山積みの布団達。いまさっき取り込んだので、当然まだまだ温かいはず。山積みのふこふこの布団…




『…』


「…」




横にいる彼と目が合う。多分考えている事は同じだ




ボフッ




『…っふふふふ』


「ふふふっ」


「考えている事同じじゃーん 笑」


『だってふかふかの布団の山だよう?ダイブするしかないでしょ〜〜 笑』


一緒に温かい布団に沈み込んでじゃれ合う




「山本山本!」




『何…』


プニッ


振り向きざまに指をほっぺにぷにってする、あの典型的ないたずら。綺麗に引っかかった彼


「引っかかった〜〜」フフッ


『あ〜やったなぁ〜〜 笑』


山本は寝っ転がっている私に乗っかってきた


『くらえ〜〜〜 笑』ギュゥ


「重い〜〜〜 笑」


『ふふふふっ、』


抱きついてきた彼を抱きしめ返す。流れるように彼の首筋に顔を埋めた


「…なんか」




「山本の首筋、香ばしい匂いがする」




『え〜何それぇ』


ってケラケラ笑う彼


「ほんとにするんだって〜パンみたいな」


『そうなの〜?』




『すごいねぇパンの香り』




って言いながら、ニッコニコでこっちを見てくる彼




「…ふふっ、」


「すごいねぇ」




いたずらかけたり、小さな事で事でたたえあったり、そんなくだらないけど楽しい日常が続けばいいなぁ、なんて

桜を見に行きましょ izw→←☆*。゚



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:reo | 作成日時:2020年3月2日 20時

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