ハリーポッターと白の魔女 (ページ7)

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５組み分け帽子ページ7

セブルスside

セブ：いよいよ明日は入学式だな。準備はできているかね？
A：はい、もちろんですとも！

入学式までの間、Aを我輩の部屋に泊めている
少しの間だが一緒に生活しているとAの性格や行動パターンがよくわかった

寝相は悪い。何度もベッドから押し出された
フルーツ嫌い、でも甘ったるいスイーツが好物
寝る時は必ずぬいぐるみを抱く。一度間違えられて大変だった

セブ：足りないものはないか。入学早々忘れ物をしては困る
A：大丈夫です。ご心配なく。それより、今日で先生と過ごすのは最後なのですね
セブ：・・・我輩はせいせいするがな
A：まあひどい。本当は寂しいくせに
セブ：よくもそんな口が聞ける。最初の君はどこへ行ったんだね
A：どっちも私ですよ。それより私はどこの寮になると思います？

慣れた手つきで我輩の部屋を物色するA
憎まれ口を叩くのはヴィーガンにそっくりだ。ハンナにはちっとも似ていない

A：私としては、レイブンクローあたりだといいんですけど
セブ：まさか。君は学力が足りなすぎる。少しは勉強したまえ
A：本当に嫌な人

＿＿＿入学式

今年もこの季節が来た。ゾロゾロと新入生どもが入ってくる
今年は我輩にとっては胃が痛くなるほど嫌な日だ。ドラコ・マルフォイハリー・ポッター A・ローズこの三人が我輩の頭を悩ませるに違いない

組み分け帽子が次々と寮を決めていく
ポッターが椅子に座ると、組み分け帽子が頭を悩ませる。そして＿＿
「グリフィンドール！！！！」という声とともに歓声が上がった。どうやらポッターはグリフィンドールらしい
さて、問題は・・・

Aside

次々と寮が決められていく

マク：A・ローズ

私の名前だ。ゆっくりと歩き、椅子に座る

帽子：ほう・・・ハンナのような優しさもありヴィーガンのような能力もある・・・ちと今は学力が足りんが。・・・君はどこがいい？？
A：私は・・・

セブルス先生をチラッと見る
その瞳はまるでこちらに来いと言わんばかりの目だった

帽子：・・・決まりじゃな！スリザリン！！！！

わあああー！と大きな歓声が上がった

・・・・え、ちょっと待ってスリザリン！？まさか！

帽子：見当を祈る

組み分け帽子がニヤリと笑うあの帽子め、いつか燃やしてやるわ

セブルス先生と目が合う

よくやった＿＿そう言われた気がした