社長「(牛乳)パックにピース☆ウォルピス!」 ページ6
社長「あの…大丈夫、ですか?」
貴方「え?…あっ。」
気がついたら、ポロポロと涙が出ていた。
貴方「大丈夫です!」
いつの間に泣いてたんだろ…てか社長に見られて恥ずかしい!!
無理矢理笑顔をつくろうと必死に涙を拭う。
貴方「なんで泣いてるんでしょうね!私って馬鹿みたい…」
社長「泣きたい時は泣いていいんですよ。」
貴方「えっ?」
社長「僕はロアンさんに何があったのかは分からないけど、泣きたい時に泣かないと、いつか楽しいことも楽しいと思えなくなりますよ。」
そうだ…そうなんだ。あの時の私は、何も知らない人や助けてくれた人に対して無理矢理笑ってたんだ…。そしたらだんだん見栄を張るようになって、何も楽しくなかったんだ。
貴方「社長…大切なことを思い出させてくれて、ありがとうございます。」
社長「えっ!?」
僕何もしてませんよ!?っていう顔をしてるけど、貴方は私があの時やるべき事を思い出させてくれました。
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『拝啓ドッペルゲンガー』
ピアノの静かな音色は止み、代わりにドラムとギターが会場中に鳴り響く。
「「どうもこんにちは君の分身です」なんの冗談か目を擦ってみる 影が二つ伸びてそしてまた幕は上がる」
熱のこもった+αの歌声に呼応するかのように、客席のペンライトが振られる。
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+α「ありがとうございました!じゃあ時間も無いし、次の人呼んじゃいますっ!ウォルピスカーターさんです!」
社長「どうも…う、ウォルピスカーターです!」
+α「めっちゃ緊張してますねぇ( ˆωˆ )ニヤニヤ」
\可愛いーー!/
社長「か、可愛くないですよ!?緊張してますけど…(汗)」
+α「まあライブ自体あんまりやらないから緊張しちゃいますよねー(笑)」
社長「そうですよ!苦手なんですよ、ライブ。」
+α「じゃあカーターさんが緊張して歌えなくなる前に歌っちゃいましょ!」
『心做し』
「ねぇ、もしも全て投げ捨てられたら 笑って生きることが楽になるの?」
「また胸が痛くなるから
もう何も言わないでよ」
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貴方「はぁ…」
拝啓ドッペルゲンガーで折角気持ちが落ち着いたのに心做し歌われたら…また泣いちゃうじゃん。と思いながら次の出演者であるSouくんとEveくんを迎える。
Sou「Souだとウォルピス!」→←Ge「やあ!!!」+α「日進月歩!」
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作者名:オンプリン | 作成日時:2018年4月28日 20時