【オリジナル】ワケあり女子と優等生男子

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恵瑠side


高校生活2日目。

私は既に登校拒否を起こしそうになっていた。

理由は、昨日の相川のあの発言だ。

真由はああ言っていたけれど、やっぱり心配。

いくら髪色を変えようとも顔は変わらないわけだし。

家も割りと近所の様だから、もし相川がヤンキーの頃の私を目撃していたら感付かれるかもしれない。

私は高校受験を機にヤンキーをやめようと決意した。

高校では普通の学生生活を送ろうと思った。

その為には私のことは知らない人ばかりの所に行かなければならなかった。

だからわざわざ一生懸命勉強して、家から若干遠く、かつ頭の良いこの私立高校に入学したんだ。

なのに入学初日にしてバレそうになるなんて…

どうしよう…すでに学校で私があの2年生で緑中を制したヤンキー、通称…「緑の猫」だって広まってたら。

ああ！学校行きたくない！！

そんなことを思っていたらインターホンが鳴った。

真由が迎えに来たのだ。

私は渋々重い腰を上げ、靴を履いて玄関の扉を開けた。

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