【オリジナル】ワケあり女子と優等生男子

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真由side


「そうそう話戻るけど、2人共緑中出身なんだよね？」

「うん、そうだけど。」

相川君がいきなりそんな事を言い出した。

ちなみに恵瑠はまたスマホに視線を戻してしまった。

「いや、考えてみれば緑中ってすごい荒れてない？噂では俺達と同じ学年の女の子が、2年生の時には既に学校のてっぺん取ってたっていうじゃん？この辺じゃ有名な話だよ。」


ーガシャンー


隣でコップを倒して水をテーブルの上に零してしまった人がいる。

当然その隣の人とは恵瑠である。

「あ〜もう恵瑠！何やってんの！？」

「猫橋さん大丈夫？」

「う、うん。大丈夫大丈夫…」

あんな風に恵瑠を注意したものの、正直恵瑠がそこまで動揺するのもよく分かる。

だって高校では秘密だけど、実は恵瑠は…

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