42話 シャム、主と嫉妬。 ページ45
ふぅ………
………………平和だ。
シャム「武装探偵社何て言うから、もっと物騒なところかと思ってたのに………」
流石の俺でもそろそろ限界。
シャム「探偵社の皆さんの言動から察するに、姉さんはポートマフィアにいるんだよね?」
バサリ、
数日前に渡された資料。
そこにはポートマフィアの色々な事が記してある。
国木田『ポートマフィアは危険だ。これを読んでポートマフィアに関わらないようにしろ。」
ポートマフィアの殺しの手口、
ポートマフィアの部隊の呼称、
ポートマフィアの手配された悪人………
知ればポートマフィアとの接触を回避できるように記された情報の数々。
俺はそれを大いに利用させてもらおう。
主から支給された通信機、
その電源を入れた。
プルルルッ、ピッ
シャム「目標の、姉さんの居場所がわかりました。これより潜入したいと思います。許可を…………
……………………………フラン様。」
フラン『ああ、許可しよう。引き続きレイン・レミナスを観察しろ。』
通信機の向こうで、
赤毛の吸血鬼がニヤリと笑った。
─────────────────────────────中也side
俺は最低だ。
元家族とはいえあんな突き放し方をしちまった。
コツリ、
廊下を歩いていると話し声が聞こえた。
「………………したと。」
「…………うう、………しい。」
見ると芥川とレインだった。
中也「あいつら、面識あったか?」
レインは恥ずかしそうに頬を赤らめ、
芥川は珍しく口の端が上がっている。
…………………そういう関係なのか?
いやいや、落ち着け。
芥川に限ってそれは無ェっ!!
笑いながら話す二人、
かなり仲が良さそうだ…………
クソ………
胸が苦しい。
締め付けられてるみてェだ…………
中也「……………レイン……」
はや歩きで自室に戻った。
数日後───
森「今回の任務は…………中原君の要望通り、荒事だよ。」
中也「はい、ありがとうございます。」
首領から言い渡される任務。
森「松岡君を連れていくかい?それともレイン君?」
中也「いえ、今回は俺と数十人の兵で行きます。」
首領の目が俺を射抜く。
森「……………厳しいと思うがね?」
中也「平気です。」
俺はユキにもレインにも告げずに、
数十人の黒服と任務へ向かった。
──42話
43話 シャム、情報収集と赤。→←41話 レイン、師匠と後悔。
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つんつん - 紅葉蝶さん» レスになってなかったみたいです……すみません。ひとつ前のコメントです。 (2017年8月12日 12時) (レス) id: 7ecb90a7ce (このIDを非表示/違反報告)
つんつん - 返事が遅くなってすみません………お気づかい、ありがとうございます!ゆっくり亀さん更新なので大丈夫ですよ〜! (2017年8月11日 10時) (レス) id: f07f192233 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蝶 - 体を壊さない程度でマイペース、ゆっくりでいいですよ?こわしたら元も子もないので……(^△^;;) (2017年8月10日 21時) (レス) id: 9cb858c548 (このIDを非表示/違反報告)
つんつん - 紅葉蝶さん» うわぁぁ………!応援ありがとうございます!楽しんでもらえたようでよかったです!更新頑張りますね! (2017年8月10日 9時) (レス) id: 7ecb90a7ce (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蝶 - すっごく面白いです!!つぎが気になってしょうがないです!更新頑張って下さい!応援しています! (2017年8月9日 23時) (レス) id: 9cb858c548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つんつん | 作成日時:2017年6月25日 12時