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「わりぃ立花！あと頼むな！」
「うぃ〜。お幸せに〜」
雑に手を振りながら教室から飛び出して行った武内を見送る。現在あてくし放課後居残りでございます。というのも今日私と武内は日直なのだ。ちなみに武内とは名簿順で私の前のイケメン野郎のことで、なんと今日は彼女さんとデートらしい。心が大海レベルに広くて超優しい私は善の心で彼を送り出してあげた。一応「ジュース１本で手を打とう」と言った記憶も無くはない。
つってもどうせ今日は蘭も園子も部活で私だけ暇だから帰りが遅くなっても良いか、のアレなんだけど。
机に入れて置いた日誌を取り出し、今日の授業内容などを書き込んでいく。ページの一番下までくると、残りは日直コメントだけになった。
今日は、武内くんが超絶美少女とデートらしく…
心の広い私は優しく、
や、さ、し、く、送り出しました。
あいつには可愛い彼女がいるのに私にはいない。
これはもう彼のことを処刑するしかありませんね。
そんで私が武内の彼女を引き受けるとしましょう。
これでみんなハッピー!世界平和!
P.S.
先生も早くいいひと見つけてください。
「…………さすがにやめとくか」
一度書いた文章を消しゴムで丁寧に消していく。さすがにふざけすぎた自覚はあるし、多分こんなこと書いたら武内にも先生にも怒られるだろう。私は大人しく人様に迷惑をかけないような文章を書くことにした。
「まっっっっって全然思いつかない」
机にガックリと項垂れる私。ふざけようとするとサラサラ書けるのに、当たり障りのないことを書こうとすると一気に手が止まる。というか日直のコメントって毎度毎度書くの難しくない？何を書けばいいの？黒板消し美味しそうとかでいいのかな？だめ？
そんなことを悶々と考えながらシャーペンをクルクルと回す。余裕ありげに回していればそれは勢いよく飛んで行ってしまった。
あまりの動きに驚きつつ回収しに席を立つと、廊下から足音が聞こえてくる。ここは学校だし足音がしても何らおかしくはない。特に気にもとめず「よっこいせ」なんて声を出しながらしゃがむと、不思議なことに足音がこの教室の前で止まった。
「あれ…武内？」
ドアのほうに目を向けるとそこにいたのはついさっき帰ったはずの武内で。彼は薄ら笑みでこちらを見ていた。
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
