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『ちょっとちょっと〜!!
私抜きで先に盛り上がらないでよねー!
何の話よー?!』


「ん〜?隆が色々こじらせてっから、
相談のってただけだ〜!」


三「ちょ、ちょっと品田さん!!」


『え、そうなの!?んもぅ〜三ツ谷君!
相談するなら、このオッサン達より
まずお姉ちゃんが先でしょう!?』


(((いや、アンタのことだよ……)))


『まぁいいや!とりあえず乾杯しよっ!
はい、今週もお疲れ!乾杯〜☆』





「隆……頑張れよ……」


三「うっす……」









──────────────────
(帰り道) 三ツ谷side


お決まりのメンバーでの飲み会の後に
Aさんを家まで送るのが俺の
役割として定着している。
この時だけが、俺がAさんを
独占できる唯一の時間だ。
悲しい程なにも起こらないけど……



『徒歩10分の距離なのに毎回送って
貰っちゃってごめんねー。
しかも駅と逆方向……申し訳ない!』


パンッと顔の前で両手を合わせて
申し訳なさそうに言うAさん。
今日は、いつもより結構ペースが
早かったからか、頬が赤い。

まあ、Aさんは酒強いから
まだ言葉も意識もしっかりしている。
そういえば、ベロベロに酔った所を
まだ見たことがない。


「いや、俺が好きでやってるんで。
送らないと気が済まないというか。」


『ありがとう〜。本当に紳士というか、
優しすぎるというか……何で恋人居ないのか
理解出来ないんだけど!!
どんな子相手でも全力で推せるのに』


「……誰にでも優しくする程、俺は
お人好しじゃないっすよ。」ボソッ


『ん?何て?』


「何でもねっす。着きましたよ。」


『わ!いつの間に。ありがとね〜
あ、三ツ谷君ちょっと待っててくれる?
すぐ戻るから!』


こっちが言葉を返す前に、あっという間に
階段を駆け上がり、部屋の中へと消えた
Aさん。


本当にすぐに出てきて、何かを持って
階段を走って降りてこようとするから、
突発的に俺も階段に駆け寄る。



「Aさんっ!あぶねぇから
走んなくて良いからっ!!」


『いつも走ってるから大丈っ……!』


案の定、足を踏み外して倒れそうに
なったAさんを間一髪キャッチした。

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- 間違えました…!ワカが夢主と離婚していなくてよかった…!と書こうとしたのですが…すみません (2022年8月7日 13時) (レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - ?さん» あ…タイトルと本編の内容見て貰えれば分かりますが、夢主が離婚歴ある設定です…。そういうリクエスト頂けるだけで嬉しいです!そこまで書ききれるか分かりませんが、私もワカ好きなキャラなので、更新頑張ります(^o^) (2022年8月7日 0時) (レス) id: f226820f57 (このIDを非表示/違反報告)
- あ、夢主さんが離婚した人とかではなかった…!良かった…!ワカルートも書いていただけませんか? (2022年8月6日 20時) (レス) @page5 id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - ?さん» コメントありがとうございます!これから、夢主の勤務先の先輩として出そうと思っています。三角関係にしようかなと企んでいます……(小声) (2022年8月6日 16時) (レス) id: f226820f57 (このIDを非表示/違反報告)
- ワカはどこに関係しているのでしょうか? (2022年8月6日 12時) (レス) @page2 id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皐月 | 作成日時:2022年8月5日 22時

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