☆63.別世界 ページ21
夕食を終えて料理人さんにお皿を下げてもらってチョコケーキを持ってきてもらった。
小野「あ、またチョコケーキだ。飽きないね〜」
A「だって美味しいもん!」
神谷「はいはい。それじゃあチョコケーキを食べながら話そうか。」
橙小「はーい!」
神谷「子供!?」
A「あははっ!!・・・ふぅー……じゃあ話すね。」
A「梓音はヴァイス王国っていう別の世界から来たんだって。
その世界も魔法の世界らしくて、ヴァイス王国の他にシュヴァルツ王国っていう国もあるみたい。」
小野「ヴァイスにシュヴァルツ……ドイツ語で、ヴァイスが白、シュヴァルツが黒だね。」
A「へぇー、そうなんだ!」
神谷「小野くんって変なとこで頭いいよね。」
小野「えへへ〜この前本で読んだんですよ〜♪」
神谷「はいはい。で、続きは?」
小野「そうだよ、続き気になる!」
A「えっとー、そのヴァイス王国とシュヴァルツ王国は争っていたんだって。そして両方の国には力の源となる宝石があるの。」
神谷「宝石?」
A「うん。その宝石が無くなれば魔法の力がいっきに無くなってシュヴァルツ王国と戦うことが出来なくなるんだって。でもある日、ヴァイス王国にシュヴァルツ王国の兵が潜入してたらしくてその宝石を破壊されたの。」
小野「えっ?ヤバいじゃん!!シュヴァルツ王国が襲ってくるんじゃ!!」
A「その心配はないそうだよ。」
小野「え?」
A「ヴァイス王国からも兵を潜入させて宝石を破壊したらしいから。」
神谷「どっちも手が出せないのか。」
A「うん。で、宝石は破壊したんだけど別世界に欠片として飛ばされたんだって。」
神谷「それがキュン珠?」
A「そう。だから早く集めないといけないんだけど…」
小野「だけど?」
A「集め方が、ね…」
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:八雲橙 | 作成日時:2018年11月18日 0時