☆60.今度は弟みたい ページ17
A「あ、もう夕方だね。」
小野「そうだね〜」
A「夕食にする?」
小野「うん。おねが〜い」
緩い。いつもよりも緩すぎる。
A「…もしかして眠い?」
小野「ちょっとね。」
A「料理人に頼んでくるからその間寝とく?」
小野「うん、そーするよ。」
A「なら、寝ててね。」
小野「うん、ありがとう。」
A「行ってきます。」
小野「いってらっしゃ〜い。」
私は部屋を出た後、料理人に夕食を作るように頼みに行った。
in調理人の部屋
料理人「分かりました。今日は部屋で食べるんですか?」
A「う〜ん、そうしようかな。王子も今寝ているし。」
料理人「分かりました、でき次第すぐにお持ちしますね!」
A「お願いしますね!」
料理人「あ、デザートはどうします?」
A「そうだな〜…」
どうしようかな…今食べたいのは…
あっ!じゃあ
A「チョコケーキでっ!!」
料理人「分かりましたw好きですね♪3日前もチョコケーキでしたよ?w」
A「あれ?そうだっけ?w」
料理人「では、味を少し変えてお持ちしますね!」
A「やったぁ!ありがとうございます!!」
頼み終えて王子が起きないように部屋のドアを静かに開けると…
小野「すぅーすぅー」
A「あーあ、なんでソファーで寝ちゃったのかな…」
しかも窓が開いてるし、風邪引いたらどうするんですか。まったく･･･
ﾊﾞﾀﾝ､ｶﾁｯ
A「･･･毛布どこだっけ。」
窓を閉めた後、王子にかける毛布を取ってきた。
ついでに本も何冊か。
A「さっきはお兄ちゃんって思ったけど、今は弟に見えるなぁ。」
王子の頭を撫でてあげる
小野「んっ」
A「あ、起きたかな?…………寝てる。
……本でも読んで起きるの待とう。」
ソファーの空いてるスペースに座って本を読み始めた。
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作者名：八雲橙 | 作成日時：2018年11月18日 0時
