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浩平「洋平！！やっぱりAさんから鯉登少尉の匂いがするよ！！」
洋平「やっぱりか！！ さぁ吐けA！！ 浩平抑えてて！！」
「いぎゃあああ！！ 誰か助けて！！」
私の悲鳴が響き渡るのは医務室。
私を羽交い締めにする浩平と生きてる蝉を私にずいずいと近付ける洋平。
そう。これは尋問なのだ
洋平「浩平が匂うって言うんだから間違いない！ やることやったんでしょう！！」
「やだ！！絶対認めない！！」
セミ「ジジジジジ」
月島「…何やってるんだお前たちは。」
声のする方に目をやると呆れたような顔をした月島軍曹が立っていた。
「軍曹！！助けてください！！ セミにされる！！」
浩平「俺たちそんなこと言ったっけ洋平？」
洋平「絶対言ってないな浩平。」
突然登場した月島軍曹のおかげで、私はセミにならずに済んだようだ。
あっさりと二階堂兄弟は解放してくれて、名残惜しそうに医務室を去っていった。
月島「あの二人はAの事を気に入ってるからな。なんでも突っかかりたくなるんだろう」
「突っかかり方が特殊すぎて死ぬかと思いました」
ありがとうございます、と私は彼に会釈した
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